雨のなか底を打ったか不調のテレビ収録、見よ八戸せんべい生活。
すでに新聞などで話題になっているが、来週月曜日21日に、ザ大衆食のサイトにも掲載の、上野の「聚楽台」がビル改築のため閉店になる。ってことで、「古きよき」昭和ブームらしき状況もあって、マスコミにとってはニュースネタなのだ。ってことで、成り行きで、テレビ朝日の『スーパーJチャンネル』のニュース番組に付き合うことになった。
今日(18日)は、その収録で、夕方から「聚楽台」へ。約2時間近く。テレビ番組の出演は何度かあるが、ニュース番組は、初めて。まったくつくりかたがちがうというか、ま、ようするにニュースをつくるのである。「ニュース」は、あるものなのかもしれないが、「ニュース番組」は、つくるものなのだ。それを見て、人びとは、「ニュース」は、あるとおもう。
おれはこんな調子だった。「あのう、ビール呑んでいいですか」「だめです」しばらくして「あのう、もうビール頼んでいいかな」「もう少し、まってください、あとで注文して呑んでいただきますから」「呑みたいなあ」「これはニュース番組ですからね、呑むと顔が赤くなるでしょ、それではマズイのです、注文をとりにくるところから写しますから、そのときビールを注文して出たら自由に呑んでけっこうです」…てな、かんじで、若い女性のディレクターは毅然としている。おれはチョイとアルコホルが入ったほうが、頭も口もなめらかになるハズなのだが、それではアル中だな、と思いながら、ガマン。
また、例によって、「古きよき時代」だの「懐かしい味」だのについて話をむけられると、大人気なく抵抗するようなもの言いをしつつ、とにかく、無事かどうか、終了。
ここのところ、体調というか気力がイマイチで、おれとしては精彩を欠くできだったと思っている。21日の閉店日も、もしかすると撮影があるかもしれないとキープされていたのだが、それはナシですむようだ。
放送日は、まだわからないし、収録しても、大事件があるとなくなってしまうことがあるから、とにかく、先のことはわからない。
ザ大衆食「上野駅前上野百貨店の聚楽台と西郷丼」…クリック地獄
「4月21日閉店、1959年開業以来50年に渡るご愛顧有難うございました。★★★2010年秋、聚楽台は生まれ変わります。★★★」と閉店を告げるページ…クリック地獄
ま、そんなこんなで、今夜も午前1時すぎ。ここのところ、当ブログの更新がとだえることが、かつてなく多いためか、「生存確認」のメールや電話をいただいている。まだ、おれが生きているかどうかを気にしている方が、おられるのですね。どうも、ありがとうございます。気になるなら、おカネか酒を、生きているうちにちょうだい。小娘からは「もろもろ乗り越えてくださいませ」なんて、滂沱の激励。このトシで、乗り越えたところで、先にあるのは棺おけだ。しかし、ああ、こんなにも、ボクは愛されているのだろうか、いや、バカにされているのだろうか、トシはとりたくないものだ。でも、おれがいなくなったら、どんなサミシイことか、わかったか、クソヤロウども。おれがいなくなると、さみしがるやつもいれば、よろこぶやつもいる。
そりゃそうと、このへんで、書こうとおもっていて、書いてない、一ノ関のつぎの八戸。ここの「せんべい生活」の奥の深さを感じた一品の画像を掲載しておく。話には聞いていたが、赤飯をせんべいではさんだやつ、いや、せんべいで赤飯をサンドしたというべきか。せんべいは、もちろん、小麦粉の「南部せんべい」だが。片町朝市で売っていた。おばさんが、「野良仕事へ行くときは、こうやって持って行ったんだよ」といった。おれは、「なぜニギリメシにしないで、せんべいにはさんだのだ、どういうことなんだ」と問い詰めることも忘れ、「はあ~」とおどろいていた。
赤飯の水分で、パリパリのせんべいは、よい加減にフニャフニャやわらかくなり、せんべいの塩加減が全体の味付けとなって、なかなかよろしいのだなあ。
しかし、これでおどろいてはいけない、まだまだ、「八戸せんべい生活」は、奥が深く広い。
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