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2008/05/25

饐えたニオイの新宿の酒場で酩酊。

きのう。17時、新宿、別館三平酒寮。シノさん、おったちとうふさん、タノさん、遅れてまりりんさん。ビールのち、焼酎1本をあける。おったちさんが、買い置きの古くなった青大豆があったからと作ってきた、豆しとぎを食べる。あの、いい味だ。がんづきの話にもなり、おったちさんの郷里、日立にも「がんづき」があると。

のち、雨足強い中をひるむことなく、歌舞伎町を突っ切り大久保まで歩く。おったちさんオススメの蕎麦屋で、蕎麦と酒。麦イカのように、だけど麦イカより何倍も大きい内臓のまま干したイカ、能登のものだったかな?に釜石の麦イカを思い出す。どれぐらい呑んだか。10時過ぎ、ぐぐぐっと酔いが深まったところで、ウィスキーが呑みたくなり、バーへ行こうと。とにかく新宿へもどろう、またもや雨足強い中を歌舞伎町へ。時間がなくなってきているから、すぐ5人で座れるところを思案する。オープンして間もないアボットチョイスの新宿店へ行ってみるか。歩いているうちに区役所裏の小路に、フロイデの看板の灯が点いているのを見つけ、ドアーをあけてみると客が1人もいない。5人並んでカウンターにすわる。おれはハイボール2杯。11時半ごろ、新宿駅。おったちがカラオケへ行こうと言い出し、シノ、タノ、拉致される。きっと朝までだろう。おれは帰る。

三平酒寮もフロイデも、むかしの新宿の饐えたニオイを宿している。ゴールデン街ですら失われたしまった、この、饐えたニオイの新宿が好きだ。懐古にも郷愁にも値しない饐えたニオイが、たまらなくよい。

アソビすぎて、やることがたまり、きょうはせっせと片付ける。ちかごろ、アルコール依存が深まったような感じがしないでもない。それならそれもよかろう。想いは酒のなかに饐えさせようか。しかし、昨夜は、ひさしぶりに雨の中で、けっこう濡れた。

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