「伝統料理」とは。日本料理のおべんきょう。
おれは、ふつう「グルメ情報」というたぐいでくくられる原稿を頼まれるとき、「おべんきょうはいいですからね、おべんきょうのことは書かないようにしてください」というようなことを編集者に念を押されることがあった。
わかってる、わかってる、エンターテイメントに書けばいいんだろ、食べ歩き飲み歩きの「グルメ」なんていう連中は、イチバンべんきょうぎらいのバカだものな、とおれはニンマリうなずき、相手もキザに片目などをチカチカさせてうなずく。それがプロの編集者でありプロのライターの正しい姿というものです。
このブログにしても、ザ大衆食のサイトにしても、おべんきょうが少なくないらしい。それを見た、エンターテイメントな編集者は、とても警戒するのだな。もっともオリコウな編集者は、こんなおれには原稿を頼まない。
いっぽう、毎日のように、このブログを見るひとは、おべんきょうが好きなのではなく、これこそエンターテイメントとおもっているにちがいない。のではないかとおもう。おべんきょうは、エンターテイメントなのだ。バカは、お笑い芸人になれないように、エンターテイメントこそ、おべんきょうなのだ。おべんきょうをしてこそ、エンターテイメントをきわめることができる。上手な芸人は、一生懸命べんきょうしているよなあ。そしてそのまわりには、よくべんきょうしている、よいファンがいる。
そこで、またもやおべんきょうする。
2008/05/02
江原恵さんの「煎り酒」そして「醤油とのあいだ」。
このエントリーでは、「Art de Faire」さんからの引用をしている。それをご覧になった、中原蒼二さんが、「吹ク風ト、流ルル水ト。」で、「「Art de Faire」さんの書かれていることを読んで、フト、思いついたのは網野善彦さんの存在です。」と二日にわたって、「伝統的料理」というタイトルで書かれている。
5月3日伝統的料理-1
http://ho-bo.jugem.jp/?eid=580
5月4日伝統的料理-2
http://ho-bo.jugem.jp/?eid=581
そして、きょう5月5日の「Art de Faire」さんのエントリーは、「煎り酒雑感」。
http://www.okonomi-pasania.com/blog/?p=1306
遠藤さんのブログをいつものように見に行ったらなんか覚えのある文章があって、
ン?と思ってよく読んでみると・・・。
2008/05/02 江原恵さんの「煎り酒」そして「醤油とのあいだ」
(ザ大衆食つまみぐい)
僕の書いた雑文がご本人の目に留まったようで、
一つの記事にまでしていただき、お恥ずかしい限りなんですが、
先日書いた、煎り酒を久しぶりにつくってみました。
……と、煎り酒をつくっているのだ。ヨダレ。
なんだか、オモシロイ展開だ。
そこでおれは、思い出した。ザ大衆食のサイトに「日本料理のおべんきょう」というページをつくって、このブログから関係しそうなエントリーを選んだリンク集をつくったまま、ほったらかしにしていた。きょうは、その更新をしリンクを充実させた。…クリック地獄
おれは、べんきょうはきらいだ。「それゆけ30~50点人生」だもんね。
「日本料理のおべんきょう」というタイトルだが、このていどは「おべんきょう」のうちに入らない。30点ぐらいのことだ。
いじょ。
そうそう、山崎監督が、2008/04/27「春の夜なのに野暮たちと呑んで泥酔記憶喪失。」のコメントに、「江原さんの話題、いつ読んでもイイですね。読み継いでいる方々があることに感銘を受けます」と書かれている。ほんと、感銘だ。
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