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2008/05/13

どうしても、もう一度食べたい、豆しとぎ。

Hatinohe_mamesitogiきのうに続き「どうしても、もう一度たべたい、シリーズ」っていうほどのことじゃないが。

きのうから佳境に入っている仕事がある。一度モチベーションが上がるような話があって、それはなくなったのだが、いったんハイになった頭は、そのままハイをたもっている。よい傾向である。このまま一気に突っ走ろう。

けどね、やはりチョイと息抜きぐらいしたくなる。そこでまあ、YouTubeでモンティパイソンなんぞを見ていると、おもしろくて、仕事を忘れそうになる。それはマズイ。では、ブログでも書くか。というわけだ。

でも軽く息抜きていどにしたい。そこで、これだ。4月12日の6時半ごろ、八戸の片町朝市で買って食べた「豆しとぎ」。これが、もうビックリのうまさだった。気どった都会人なら、「おお、これは鄙まれな美味、上品な味でありますな。田舎者がこんなにうまいものを作って食べているとは、いや信じられん」とでも書くところだ。書いているじゃねえかって。

いやさ、おれは、一口食べた瞬間、たしかに「上品な味」という言葉が口から出そうになったが、こらえた。ほんのりやさしい甘さで、さっぱりした食感。ほとんど雑味を感じられなかった。

これを買うときがおかしかった。

おれが買ったのは画像左上に一個だけある、青豆のしとぎだ。これは、コメの粉に青大豆のすったのを混ぜたものだと、売っているおばさんが説明した。おれは、なぜか、前夜の酒のせいなのかどうか、豆をすると聞いて、大根おろしのようにするものとイメージしてしまった。

あの小さな豆を、そのようにすったら、指まですってしまうのではないか。それにどれだけ時間がかかることか。青豆を一つ一つ、すりおろすなんて、そんなことありうるのか、納得できない。

そこで、おばさんに、それを確認したくて、「どうやってするの」と聞いた。するとおばさんは、「するのよ」と答えた。それでは答えになっていないと思うおれは、また「だから、どうやってするの」と聞く。だけどおばさんは、また「そう、するのよ」というのだ。そのような問答をしていると、ナニゴトかとそばにきた、八戸せんべい汁研究所の木村さんまで、「するんですよ」というのだ。おーマイがっ、おれは、どうにも不審のまま、時間もないことだし、豆しとぎを持って、そこを離れた。

聞き方も悪かった。「どうやってするの」ではなく「なにをつかってするの」と聞けば、たぶん、「すり鉢でするの」とかなんとか答えてもらえたのだ。だけどそのときは、思いつかなかった。

作り方は、すりかたも、いろいろ微妙なちがいがあるようだが、砂糖と塩をまぜて練り上げる。その砂糖と塩加減も、これはよかったのだろう。ほとんど砂糖の甘さも塩も感じない、うまい作りだった。

13日の八戸漁港の朝市でも売っていたが、食べ比べてないから、ちがいがわからない。生ものだから、時間がたったら、あぶって食べると、それはまた香ばしくてうまいらしい。

とにかく、どうしても、もう一度食べたい。ま、これは、自分で作ろうと思えばつくれるのだが。

いじょ。

そうそう、北九州市の『雲のうえ』7号が届いているのだけど、まだ見てない。好きな特集テーマなので、近々に読んで感想でも書きたい。といいながら、前号も、けっきょくまだ書いてない。

北九州には、4大公営ギャンブル競技場のうち、三つまである。その特集だ。昨年夏、北九州の取材のとき、これはゼヒやりたいと大谷さんがいっていたが、実現したのだな。ところで、4大公営ギャンブルをいえますか。そのうち北九州にあるのは、なんでしょう。おれは昔、中央競馬会の競馬のイメージアップの仕事をして、ついでに公営ギャンブルのおべんきょうを少しやったので覚えている。あのころから、競馬は、女も競技場に来られる健全なエンターテイメントとしてのイメージが広がった。ほかのギャンブルも、おなじように。

おれは、いま競技ギャンブルはやらない。酒と女と仕事に賭けているから、馬や自転車やボートやオートに賭ける余裕はない。でも、世間には、この全部をやっているひとがいる。

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コメント

酔仙亭さま

ありがとうございます。「汁かけめし快食學」をお買い上げいただいたなんて、うれしいかぎりです。

八戸は、なかなかおもしろいところです。確かに陸奥湊は特徴的でしょうけど、行った朝市や八食センターは、安くてよいものが種類も豊富だし、飲食店もなかなかでした。また行きたいです。

投稿: エンテツ | 2008/05/21 09:49

 「汁かけめし快食學」を以前に購入し、その後、ブログ他を拝見しておりました。
 で、突然の「まめしとぎ」。
 おぉ、我が郷土のおやつではありませんか。
 とはいえ、子供の頃数度食べたきりですが・・・。」
 それに、陸奥湊の市場も懐かしい。

 八戸は、本当に普通の地方都市になってしまいました。
 とはいえ、陸奥湊の市場があるだけ、まだましでしょうか。
 

投稿: 酔仙亭 | 2008/05/20 13:19

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