あとであとでの表現労働者。
チッ、午前1時をすぎてしまった。たいして飲んでない。
けっきょく、前のエントリーのあと、昼寝しておきて酒飲んで、二日酔いの身体を癒そうと思っていたのに、ウトウトまどろんだころに一本の電話。知らん顔して留守電にまかせようと思ったが、そういうことができない誠実な男ゆえ、受話器をとる。それで寝ていられなくなった。
知らなかったが、世間は三連休なのだ。こういうときは、どうしても連休前に片付けなければいけない仕事のシワシワが発生する。そのシワ寄せは、外注にくる。しかも、こういうときに便利な、けっして断らない外注をねらってくる。しかも、じつは連休明けの朝でも間に合うはずのものを、アンシンして連休に入りたい「社員」どもは、「今日中に」というわけだ。
ま、こっちは「表現ビジネス」に従事する、「表現労働者」あるいは「不安定自由文筆労働者」であるから、もちろんやりますよ。ただし、相手の足元もみる。「そうだねえ、特急料金プラスだよ」…といったところで、相手には、この男は酒代ていどをはずめばよいのだと読まれている。でも、わかっている「かけひき」、楽しむ。
そして、けっきょく、寝ていられなくなり。「約束」というと大げさだが、注文された時間までに仕上げる。
ま、おれのような低層ライターは、小さな酒場のオヤジのようなもので、店に入ってきた客の注文にしたがって作って出すのだな。
そして、一日のロードーが終わって、イッパイやりながら、きょうの客は、ああだったな、こうだったなとふりかえる。
そういうわけで、前のエントリーには、あとで続きを書くと書いてあるけど、あとであとで。
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