瀬尾幸子さんから『おつまみ横丁 もう一軒』。
瀬尾さんから、『おつまみ横丁 もう一軒』(池田書店)が届いた。ありがとう、ベストセラーおめでとう。
これは、いうまでもなく、もう40万部?をこえるベストセラーの『おつまみ横丁』の続だ。奥付では、明日29日の発行。でも、もう大きな書店には並んでいるだろう。
まだパラパラと見ただけだが、編集スタイルは前回と同様で、レシピを3ステップでまとめている。瀬尾さんの無駄のない「スピード感とリズム感のある料理」の特徴が、うまいぐあいに編集とマッチしている。それもベストセラーの一因だろう。
おれもつくっている似たようなメニューが、けっこうあって、なお楽しい。なるほど、瀬尾さんのばあいは、こうするのか、とか。たとえば、堂々と「油揚げ焼いただけ」なんて、ネーミングの勝利だね。でも、その「油揚げ焼いただけ」の、油揚げの切り方が、チトおれとはちがって、シャレていたりするのだな。ありふれたものでも、そうやって見ると、また楽しい。
チョイと忙しいので、とりあえず、こんなところで。みなさん書店で手にとってみてください。
瀬尾さんは、『四月と十月』の古墳部でも一緒だったりするから、当ブログにはよく登場しているが、瀬尾さんのおつまみ本について書いたいくつかをピックアップした。
この春、おつまみ本がブームということで『サンデー毎日』の記者にインタビューされた。そのとき、なかでも瀬尾さんの『おつまみ横丁』は15万部をこえてダントツ、これはブレイクするでしょうという記者の話で、とくに『おつまみ横丁』に関する話になった。それについては、以下の二つのエントリーに書いている。
2008/05/23
瀬尾幸子『おつまみ横丁』は絶好調。
2008/05/28
オシャベリな食の「船場吉兆」と台所に立つ「つまみ」。
昨年、『おつまみ横丁』が発売になる少し前だったと思うが、学習研究社から『簡単!旨いつまみ』を刊行している。これはグラフィックな大判のスタイルで、おつまみ本としては使い勝手がイマイチなのだが、瀬尾さんの料理の特徴が凝縮しているようにおもった。
2007/08/10作る楽しさ、食べる楽しさ、飲む楽しさ! 瀬尾幸子「簡単!旨いつまみ」
そして、「[書評]のメルマガ」に連載の「食の本つまみぐい」に紹介した。そのとき瀬尾さんの料理の持ち味を「スピード感とリズム感のある料理」と特徴づけ、タイトルにした。
[書評]のメルマガ vol.332 2007.10.15発行…クリック地獄
画像は、以前に下諏訪のすみれ嬢にいただいた、残暑見舞いのひょうたんと一緒に撮影した。もう残暑見舞いという時期ではないが、似合っている。そうそう、一昨年の夏だったかな? 古墳部の旅ですみれ嬢のところで宴会をやったとき、瀬尾さんも一緒だった。そんなご縁の、ひょうたんと本ですね。
ああ、酒は一年中うまいが、秋は秋で、酒がうまい季節だなあ。
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