新宿で肉宴、よれよれ酒疲労。
きのう。まだ前夜の酒疲れが残ったまま新宿へ。肉姫さんの誘いで「肉宴」があるのだ。途中でソルマックを飲んで行こうとおもっていたのに、ボーとして忘れ、18時半待ち合わせの老舗焼肉店に、チョイ早めに着く。サキさんあらわれ、続いて、肉姫さんと木村衣有子さん。肉姫さんと木村さんは、これから焼肉を食べるというのに、もう打ち合わせをやりながら腹に入れてきたのだとか。あな、おそろしや。前途豪飲豪食をおもわせる始まりに備え、やはりソルマックを飲んでおくべく、先に店に入ってもらい、近くの薬局へ行く。これが、よいタイミングだった。というのも、俺が薬局からもどると、もう待ち列ができ、店内は一杯。
木村さんと会いたがっていた肉好き酒好きのタケカメさんに声をかけておいたのだが、法事があって、やはり時間に間に合わず、ワレワレだけで先に食べ始める。ま、そう遅れずにタケカメさん到着。とにかく、どんどん食べ、どんどん飲む。
サキさんは、そんなに肉が好きというわけでもなく、とりわけ焼肉は、それほど好きじゃないという。そのワケを、二人で語りあう。ようするに、焼肉というのは、なんだかアワタダシイ、落ち着いて飲めない食えない。そういやそうだ。焼肉は、もしかすると「生き急ぎ」タイプの食べ物か。女たちは、そういうことは気にならないのか、シャベル口も、肉を食べる口も、酒を飲む口も休まず、がんがんやっている。
疲れているから控えめに飲もうと思っていたが、生ビール飲んだらうまく、木村さんに「エンテツさん、飲むピッチ早いね」といわれ、おおっ、俺だけ素早くジョッキの半分以上があいていると気づく始末。えーい、ままよと、生ビールのちマッコリ。
えーと、サキさんに、リンゴと「みずのこぶ塩漬」という秋田県産のめずらしい山菜をいただく。木村さんには、岩手・青森・秋田の「大人のための北東北エリアマガジン」という『rakra ラ・クラ』10月号の特集が「まちの名物食堂」だからと、いただく。先日のブログにZAZENBOYSのことが書いてあったからとCDもいただく。
どんどん食べ、もう腹はよいとなった。区役所通り入り口のアボチョイへ。いろいろなビールを飲む。なんの話をしていたか、ほとんど覚えていないが、あまり話しに参加する余地がなかったのか、しゃべる元気もなくなっていたか、けっこう黙々と飲んでいたような気がする。アルコールの靄がかかったような脳みそ、それぞれの青春それぞれの結婚それぞれの漫画や音楽? ぐちゃぐちゃ話が入り乱れるなか、タケカメさんがばかに元気だった記憶がある。ま、「精進おとし」か。帰り、靖国通りでタケカメさんはタクシーで去り、新宿駅近くで肉姫さんと別れ、サキさんと木村さんと電車、池袋の駅でサキさんと木村さんが降り、降りた木村さんにむかって投げキスをしたら、木村さんが返してくれた。なんだか小説や映画になりそうな夜だなと思った。あたりで、記憶を失う。さまざまな人生の交差を感じる飲食がある。会いと別れの飲食だな。
とにかく、疲れた。
エルマガ、今年で最後、休刊。
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