連日連夜、飲んでるが、飲んでるだけじゃねえんだぜ。
ま、とにかく、たまりすぎないうちに、忘れないようメモ。
26日、水曜日。下北沢のスローコメディ・ファクトリーでは、いろいろな人に会ったが、2人のプロデューサーに、けっこうじっくり聞いた話がおもしろかった。どちらも、映像系のプロデューサー。
1人の方は、大会社系で来年だか再来年公開の劇場映画の製作に係わりながら、新しい実写映画の企画を立ち上げようとしている。1人の方は、インディペンデント系というか小さな会社をつくってやっているが、とりあえず、当面の稼ぎのこともあって、いま売れている某キャラクター人形のアニメ製作に取り組んでいる。
そもそも映像のプロデュースって、どんなアンバイの仕事で、どんなアンバイにやるものなのか、ほとんど知らないに等しかったが、なんとなく以上にわかった。キャラクターあんどアニメあんどコンテンツビジネスというあたりや、「製作委員会」方式ってのも、なるほど~、だった。なかなかオモシロイ仕組みで、これはいろいろ参考になりそう。
映像系のプロデュースは、出版や広告やイベントなどのプロデュースとは、かなりちがう感じがした。音楽系は、とくに近頃は映像もからむから、映像系に近いようだな。まとめてコンテンツビジネス、といえそうだ。出版だけが、そこからはずれてしまった感じか。しかし、いまどき、企画から2年ぐらいかけて製作し、望ましいことではないらしいが結果的に、回収に5年もかかるようなメディア事業があるってのも、おどろきだが、おもしろいことだ。そのまたカネの集め方や回転などの仕組みの話も、おもしろかった。
ゆっくり話せなかったが、女声優さんがいた。あとでメールをいただいたが、20歳のころ小倉に住んでいたことがある「脱北者」だそうだ。
逆井くんと、ひさしぶりに、少しゆっくり話した。映像現場から離れた仕事らしいが、はやく現場にもどれるといい。
きのう、28日、金曜日。またスローコメディ・ファクトリーへ行った。というのも、この日は、経堂の太田尻家が休みで、その御一行様が来るというから忘年会のつもりだ。
太田尻家夫妻と、おなじみ野崎家夫妻。そして初対面は、これまた映画製作のひと。なんと、話しているうちにわかったのは、彼女の社長あんど師匠は、むかしおれの「部下」だった、映画界ではけっこう知られている男なのだ。すぐさま携帯で彼女が、その男に連絡し、たぶん何十年ぶりかで話す。なんとなくウワサは聞いているし、けっこうニアミスしているのだが、ひさしぶりに話す感じは、お互い、むかしの若いころのままだった。携帯を彼女にもどしたら、彼はおれと話して「冷や汗かいた」といったらしい。ぐふふふ、おれはコワイ「上司」だったからな、いまでもその雰囲気が出ちゃうのだろうか。しかし、みなご活躍で、けっこうなことだ。
えーと、19時ごろから飲みはじめて、21時過ぎていただろう、ソフィーがあらわれる。ひさしぶり~。アノニマ女たちの消息を聞く。自分が希望していた方向へ、着実にすすんでいるようだ。けっこう、けっこう。ソフィーは、長かった中央線阿佐ヶ谷生活から脱出して、学芸大へ転居したという。「阿佐ヶ谷は、とっても住みやすくていいところだけど、そこに安住しちゃいけないとおもって」テナことをいう「ソフィーの生活と意見」を、もう少し聞きたいと思ったが、帰らなくてはならない時間が近づく。もう出なくてはという時間、10時半ごろだろう、ダメ工房の大里圭介さんがあらわれる。
朝まで飲んでもいい、泊れ、などと、みな酔っ払って元気よくなるなか、脱け出す。
新宿11時10分ごろの埼京線に乗り、赤羽で宇都宮線最終一本前に乗り、12時5分ごろ東大宮駅着。
げんこつ団の方たちや、いろいろなみなさんに会った、一日おきに遠ーーい下北沢まで通った二晩だった。
はて、今日も今日とて。明日も明日とて。生きる試練は続く。
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