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2009/01/03

上野公園共同炊事水族館劇場のち信濃路とやどカフェ泥酔。

Ueno_koen002_2あたたかい年始だ。とおもうのは、いつも高所寒冷地で年末年始をすごしていたからか。でも、あたたかいきのう、12時半ごろ上野公園噴水についた。2008/12/28「水族館劇場、年末年始公演へ。」に書いた「さすらい姉妹寄せ場興行」を観るためだ。

Ueno_sizokukan004_2そこと思われる場所には、すでに人だかりがあり、もちつきをやっていた。野宿者と支援のみなさん。すでに芝居衣装のひとも見える。ついたもちで雑煮を食べ、乾杯をし、そのあと芝居があると進行役らしいひとが、大声で告げていた。最後のウスがつきあがり、設置された数ヵ所のテーブルのところで、雑煮が配られる。

行列はつくらない、行列に並ばせない、そういうやりかたらしい。ワッと野宿者が雑煮を盛るひとを囲むが混乱はない。百名ぐらいか。いかにも飢えた感じで目の色が変っているひともいて、チョイとあぶないのではとおもったが、混乱にはいたらない。「おかわりはだめだよ、一人一杯だよ」「まだのひとはカップとハシをもらって」という声にみな従う。

腰がまがったジイサンが、おわり近くに来て、カップとハシはもらい、ひとがきの中に入ろうとするが入れない。ひとがきの中の誰かが気がついて、スッとあけるとそこだけパカッと割れたように道が開き、ジイサンは無事に雑煮にありついた。「きのうから何もたべてない」と、一人の野宿者がべつの野宿者にいっている。30歳代ぐらいの、野宿者になりたてのような、髪はボサボサだが、あまり草臥れていないコートを着て出勤帰りのままのようなかっこうの男が、紙カップまでかじりそうな勢いで食べている。

「テント村」があったはずの周囲は、ロープがはられ「立入禁止」のふだが下がっている。「午後3時から山谷センター前で共同炊事」の看板が立っていた。大マスコミが「派遣村」だけを大騒ぎしているのは、いかにもわざとらしい。経団連は高枕。文学(活字)は無力。

中原蒼二さんが、桃山邑さんとあらわれる。新年のあいさつ。紙コップがくばられ酒が注がれる。雑煮は遠慮したが乾杯は一緒にとおもい酒を注いでもらう。「生き抜こう」の乾杯。

芝居が始まる。みな熱演だ。舞台装置のない芝居、役者の力のみ。楽しんだ、なにもいうことなし。何度か拍手がわいた。最後に投げ銭。
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山谷玉三郎さんが「釜ヶ崎人情」にあわせ一升瓶を持って踊ったが、去年の駒込大観音のときとくらべ、あまりにもやせてしまっているので、おどろいた。5月の駒込大観音に元気な姿を見せてほしい。
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「釜ヶ崎人情」
http://jp.youtube.com/watch?v=9b_ecSqWtmA

おわって、中原さんと友人の浅野さんと、鶯谷の信濃路へ。ほぼ満席状態のにぎわい。女の客が多いなあ。生ビールのあとチュウハイ4杯ぐらい飲んだか。

のち、中野のやどカフェが新年会なので、お2人を誘ってむかう。着いたころには、すっかり酔いがまわっていた。澤畑ボスにひさしぶりにあい、トシクラさんもひさしぶり、それから最近はわりと一緒に飲んでいる感じの愛人6号まりりん。あまり覚えていない。中原さんたちと一緒に新宿までもどったのではないかとおもう。

とにかく泥酔帰宅のちまた飲んだ。

今年も、←左サイドバーにリンクのある、「旅人文化」と「やどやゲストハウス」も、よろしく~。

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