飲んだ、しゃべった、歩いた、楽しんだ。「場所の力」シンポジウム、ありがとうございました。
9日の午前2時になろうとしている。8日の昨夜、19時過ぎに大阪をたって帰って来た。みなさん、ありがとうございました。主催のココルーム、大阪市立大学都市研究プラザのみなさん、ありがとうございました。東京から来てくださったかた、思いがけない方がいらして、おどろいたりうれしかったり。そして神戸のからすさんご夫妻。ありがとうございました。
6日は朝から雨だった。午後2時に、庄内のお好み焼き「パセミヤ」よっちゃんのところで、五十嵐泰正さんと落ち合った。イチオウ打ち合わせということもあったけど、とにかく食べて飲んだ。17時過ぎ、「パセミヤ」を出て、おれは十三で降り、五十嵐さんとは別行動。ホテルにチェックインしてから、女体の詩人石井さん手配の飲み会。取材で大阪に来ていた木村さんアンド村瀬さん溝口さん。女体の詩人の職場のメンバー3人。合計7人で、豪快に飲んだ。途中から、ほとんど覚えてない。とにかく、見えているホテルに泊まるのだからと、アンシンして飲みまくった。最後は十三トリスバーだったようだ。とにかく、よっちゃん、石井さん、ありがとうございました。
7日、目が覚めたら9時過ぎていた。あわててチェックアウト。完璧に酒が残っている。電車乗り継ぎ、阪和線で市大のある杉本町へ向かう途中の駅で偶然、原口剛さんが乗ってくる。
あれこれ、みな準備が忙しそうだが、おれはボッとしている。ココルームの代表、上田假奈代さんと初対面挨拶。上田さん、坂本竜馬みたいに、着物を着てブーツを履いている。みなで弁当を食べることになったが、とても食べられない。水や茶だけを、がぶがぶ飲む。
思っていた以上に参加者が多く、おどろき、ややや、これは二日酔いしている場合じゃないとキンチョーするが、いまさら間に合わない。パワーポイントを持っていないから、フリーウエアのスライド作成ソフトを使って作ったプレゼンツールが無事に動くかどうか心配だったが、最終的にうまく動いたから助かった。
詳しいことは後日書く。みなすばらしかった。1部のドラマリーディングライブ。やはり、朗読にすると、また違う。SHIGO☆西成さんのばあいはラッパの調子だから、これがまたいい。
2部、永橋為介さんの「対話が生み出す場所の力」は、はあ、そんなことができるのか、と、ただ驚くばかりだったが、一度大学をやめさせられる事態になってもNPOをつくって実践し、その実績でまた大学に復帰したというのもスゴイ。なにをやったかは、後日書く。櫻田和也さんと成田圭祐さんの「場所をつくる/メディアをつくる」の話は、すぐ使えるネタで、おもしろかった。メディアにも、いろいろあるんだな。ようするに裁縫しながら井戸端会議、ってなことをやればよいのだ。ま、この話も、後日。終わったあとの懇親会で、成田さんと話したら、チョイと何か一緒にやれそうなスジがありそうなので楽しみだ。
それらと比較すると、おれと五十嵐さんの話って、なんだったのだろうか。なんの実践もないような。「都市の隙間―貧乏くささの居場所をめぐって」なんてね。誰が、こんなテーマを考えたのやら。でも、まあ、イチオウ、それらしい話をしたのだな。
幸い、おれと五十嵐さんは最後の出番で、しかも時間が押して17時になっていたから、二日酔いから覚めだしたところだった。でも少し身体がふわふわして思考がまわらない状態で始める。これが、かえってよかった。
ま、この話も後日。みんな後日にして、ほんとに書くのか?
終わって会場で懇親会。残ったのは大学の教員や研究員の方が多かった。東京から来ていたOLさんがいて、大学生のとき授業で『大衆食堂の研究』を読まされたと聞いておどろいた。この話も、後日書くとしよう。
懇親会は、とうぜん二次回に流れた。杉本町駅近くの、ま、食堂のような居酒屋。ここで11時過ぎまで。隣のテーブルで集団で飲んでいた中の50がらみのオバサンがトイレに立った帰り、おれに「テイーチャー」「いい男」とか言いながら頬ずりしてくるのにはマイッタ。おれは、どうも、酔っ払いの女に遊ばれやすいのだろうか。
泊りは、原口さんが、新今宮ようするに釜ヶ崎のドヤを手配してくれた。めったに泊らないところだ。写真も撮ってきたので後日紹介する。
そして8日。朝8時半ごろ宿を出て、天満橋筋と天神橋筋あたりをうろうろし、午後1時45分ごろ、新今宮駅で原口さんと落ち合う。原口さんの案内で、釜ヶ崎をウロウロしながら飲むのだ。
西成警察近くの立ち飲みで一杯やってから、ふらふらと飛田新地へ。あれはイマなんて呼べばいいのでしょうかねえ、まさか「赤線」とはいわないだろうし、いやあ大阪はヨイところですな感じの、「飾り窓の女」風の通りを冷やかしながら歩き、んで、動物園前一番街のココルームへ行ったのだが閉まっていた。
そうそう上田さんは、前夜の懇親会も途中で引き上げ、朝の飛行機でイギリスへ向かったのでした。なので、一番街入り口の成田屋で飲む。成田屋の前の広い道路を渡り、ガードをくぐれば、ジャンジャン横丁だ。原口さんとおれは、オープンエアな成田屋のテーブルに腰をかけ、勝手にケースから好きな酒を取り出しては飲み、ジャンジャン横丁の方から出てきて、コチラつまり釜ヶ崎に向かって来る人たちを眺めながら、あれこれオシャベリ。ようするに飲んだ。
飲んでイイ気分になったところで、電車に乗り、西九条で原口さんと別れ、帰って来たのだった。
原口さんには、シンポジウムにお招きいただいたうえ、本当にお世話になりました。ありがとうございました。
新年度になったら、こんどは東京で楽しいことやりましょう。ということでしたね。
とりあえず、そういうこと。
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コメント
ま、どう見ても「遊郭」というか、ですよね。オッパイの大きい「水も滴る美女」が、玄関土間のところにやり手婆と座って招く姿は、ついフラフラしそうなアブナイ景色であります。
『大衆食堂の研究』、ありがとうございます。最近また、このシンポの関係で読んでみて、10年過ぎてもオモシロイな、と、一人で評価しています。
投稿: エンテツ | 2009/03/10 06:21
飛田新地。昨年行きました。あそこは大阪天満在住の方から治外法権である、と教わっておりましたが遊郭ですよね、数件とはいえ。完全に。一番下の写真の景色、懐かしいです。
ところで先日、大衆食堂の研究をAmazonで購入! 面白く読まさせていただいてまあす。
投稿: おけい | 2009/03/09 17:47