「ミーツ」9月号、カレー特集。「雲のうえ」11号、生誕百年の松本清張特集。大竹聡「中央線で行く東京横断ホッピーマラソン」(ちくま文庫)。
いただきものがたまっている。とりあえず、これだけ画像で紹介しておこう。
松本清張さんは北九州市の小倉育ち。1909年生まれ、ってことは、おれの親父と同じ年。おれの親父は、新潟県の片田舎で、百姓の次男に生まれた。百姓の次男三男に生まれるなら、生まれない方がよかったともいわれれる「アシュラ」な生まれ。その次男が、おれだ。だから、「雲のうえ」の松本清張、って、つながらないか。内容紹介と申し込みは、こちら北九州市。フリーペーパー、遠くの人は送料のみ。…クリック地獄
しかし、この担当課、「都市ブランド創造課」って名前になったのだけど、なんだかな~、なんかまちがっているような気がする。いやさ、かりに、そのこころざしはよいとして、こんなふうな名前を堂々と出してやることなのだろうか。たとえば、この「雲のうえ」を手にして、奥付をみれば、そこにこの名前があるわけだ。見たひとは、どう思うか、考えたことがあるのだろうか。なにか、役所的手前味噌なひとりよがりをかんじる。
そのへんの感覚が、どうもね、ズレているかんじがするし、何百年と続く「公共財」としての在り方、「まち」についての思索が欠けているようにおもうね。ブランディングなんていう、電博流の流行ものは、もう遅すぎ。「創造課」を名のるなら、もっと、創造をめざしてほしい。状況は、もっと先へ、変化している。大丈夫か「雲のうえ」。「北九州市民憲章」を載せているような感覚で、大丈夫か。あの、ぐっと「雲のうえ」の未来をうかがう、腰の据わった姿勢を失ってはいないか。なーんて、いま、おれは、資料に埋もれて、「公共財」としての自治体、「公共財」としての農業に、考えをめぐらせているから、こんなことをいってみたくなるのだな。
「公共財」といえば、静岡の地震で、だいぶ前に講演の話をいただき引き受けていた、御前崎を思い出していたら、今朝メールをいただいた。そろそろ準備をしなくては…。これも「まちづくり」の一環なのだが、御前崎の前途は、どうなるのだろうか。
大竹聡さんの「中央線で行く東京横断ホッピーマラソン」(ちくま文庫)は、思い出したが、これ、おれの「大衆食堂」をまとめる企画とおなじころ始まった話で、もしかすると一緒のころ出せるかも知れんなと話していたこともあったな。が、おれのほうはまったくすすんでない。貧乏ライターは、安酒を呑むていどのカネとヒマはあっても、書き下ろしなど、やっている余裕はないのだ。大竹さんのこの本は、自前の「酒とつまみ」連載にプラスしたもの。しかし、大竹さん、連打ではないか。「オーイッ! そんなに本を出すと、早死にするぞ~ッ! もっと酒を呑んで怠けろよ~」祝新刊。
いずれも、まだパラッを見たていどなので、詳しく紹介できない。ミーツは、パラッと見ただけでも、あいかわらず元気そうだからヨシッとしたい。ところだが、なんだか、少しチョイと違和感が残るのは、なぜだろう。いまは、考えたくない。
ま、ほんの気分転換でありました。
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