対談の収録、泥酔。「わははめし」打ち合わせ、めし屋酒。
一昨日、25日のこと。月刊の『ミーツ・リージョナル』と、発行元の京阪神エルマガジン社のサイトで、木村衣有子さんが連載の「大阪のぞき」が書籍化され、4月に刊行される。その、あとがきと解説のようなものとして、木村さんとおれの対談をやることになった。収録と撮影が、16時から、東京は台東区鶯谷の信濃路であった。
大阪から担当編集の村瀬彩子さんが来た。写真は、『雲のうえ』5号で一緒に仕事をし海水浴もした、齋藤圭吾さんだ。村瀬さんとは、去年と一昨年、大阪で呑んでいるが、齋藤さんは、2007年の熱く暑い「雲のうえ」の夏以来だ。
村瀬さんは、3月に発売予定の「あんこの本」も担当していて、この本は、『雲のうえ』のアートディレクターでもある有山達也さんがアートディレクションを担当し、写真は齋藤さんなのである。そんな関係もあったり。
齋藤さんは、フィルムカメラで撮影してきたが、やはりデジタル対応も必要らしく、デジタル一眼カメラを持って来た。しかし、フィルムだろうが、デジタルだろうが、齋藤さんの仕事ぶりは変らない。対象をグッとジッにらみつけるように見て、カメラを構えると、カメラが眼に装着され顔の一部になる。齋藤さんは全身カメラという感じで、背を丸め、対象に没入する。いやあ、そのカッコイイ仕事ぶりを、ひさしぶりに見た。かなりの色男であるが、仕事ぶりもよいのだなあ。デキル男は、仕事の最中にも色気がある。齋藤さんの撮影でうれしかった。以前にも、このブログで齋藤さんを褒めたことがある。齋藤さんは褒められるとうれしいというから、もっと褒めようと思うが、今日は、これぐらいにしておく。
さてそれで、かんじんの対談のほうは、16時から始まって22時まで、6時間も! ずいぶん呑んだ。対談は、対談というより、齋藤さんも加わって4人の座談、放談となって、ものすごく楽しかったが、はたして、本来の対談の目的にそったものが収録できているかどうかとなると、はて? なにしろ後半は、ほとんど男と女の話になっていたからなあ。ま、不足があったら加筆して、キッチリ仕上げることにしよう。
木村さんがもう一軒というので、鶯谷駅の改札に村瀬さんと齋藤さんを置いて、上野へ。先週末、グラミ会の二次会で泥酔したあたりで、テキトウに居酒屋を選んで入る。この居酒屋、なかなかよかった。23時半近く、おれの終電ギリギリ、上野駅で駆け込みセーフという時間まで呑んだ。
京阪神エルマガジン社「大阪のぞき」…クリック地獄
やや二日酔いというより呑み疲れが残ったきのうは、15時から小学館で「わははめし」の書籍化の打ち合わせだった。担当編集の長尾さん、制作チーム編集担当の佐々木さん、瀬尾さんとおれ。
瀬尾さんは風邪で、午前に医者に行き、熱のある顔をしていた。全体のテーマや表現の方向を確認し、台割とラフをもとに、前ページの構成、掲載する瀬尾レシピ、商店街や大衆食堂、残りの撮影などについて詰める。5月末の発行予定なので、時間が少なくなってきている、もろもろ段取調整。タイトル案も決まった。
タイトル案は、もう少し作業がすすんだところで告知するが、瀬尾レシピのほかに、商店街の惣菜や大衆食堂のおかずなど、大衆めし満載の、ぜんぶ大衆のめしの楽しい一冊ができそうだ。とやっているうちに、瀬尾さんは元気が出てきた。そして、17時半すぎ終わったら、押上のいこい食堂へ行こうと。
神保町から押上まで、地下鉄半蔵門線だと、すぐだった。いこい食堂で、おかずをどんどん頼み、たぶん20品近くと小ライス。おれもそうだが、みな腹が空いていることもあり、いくらでも食える。あらためてみると、いこい食堂は、けっこうおかずの種類が多い。カウンター席で1人で食事をするおやじが絶えない。近くの職場だろう制服を着たままの男や、タクシーを前に停めて食べる男…。ワレワレは、ビール、燗酒、焼酎とすすんで、瀬尾さんは風邪を忘れたように元気だったが、それは酒の興奮で、あとでひどいことになっているかも知れない。21時ごろにおしまいにして押上駅で地下鉄に乗る2人と別れ、京成線浅草経由で上野に出て帰る。
とりあえず、こんなところかな。
ザ大衆食「墨田区業平 いこい食堂」…クリック地獄
| 固定リンク | 0
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
どーも、しゃんだおさん。
たしかに、メニュー豊富で、いいですね。しかも、安いし、うまいし。肉豆腐なんぞ、量もタップリで、おもわずめしを頼んで、かけて食べました。
その商店街、よく見たことがないので、こんど行ったときに歩いてみます。
投稿: エンテツ | 2010/02/02 13:30
エンテツさん、こんにちは。
いこい食堂、メニュー豊富ですよね。
商店街のお惣菜といえば、いこい食堂の道一本お隣の商店街にもあります。おばさんがひとりでやっている小さなお惣菜屋さんが2軒。どちらも美味しくて、何買おうか迷った末、両方寄って買い過ぎてしまうことも度々です。
商店街も是非覘いてみてくださいませ。
投稿: しゃんだお | 2010/02/02 00:33