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2010/02/17

『東京人』今宵はこの店で、原稿を見る。

0252010/02/11「武蔵境で銭湯のち武蔵小金井「大黒屋」、『東京人』泥酔ドンチャカ朝帰り。」に書いた、牧野伊三夫さんの原稿があがって、編集の山田さんから校正のファックスが届いたのはきのうだった。きょうの午前中に拝見し、直しを電話で連絡した。直しといっても、おれのプロフィールのところの一字、単純なまちがいのみ。

おれのことがどう書かれていようが、牧野さんが書いた原稿に注文をつけるつもりはなく、銭湯あがりの酒のうまさにつられ、勢いよく呑んで早々に酔っ払い、話がとっちらかりでまとめにくかっただろうとおもいながら、その苦労のあとをなぞるように読んだ。

文章の中に、牧野さんと瀬尾幸子さんとおれが最初に一緒に呑んだ、「四、五年前の初夏」のことがあった。さて、いつだったかと、このブログを検索してみた。それは、06年4月24日で、たしかに初夏のように暑い日だった。牧野さんに誘われ、風呂会に参加した。そのとき初めて瀬尾さんと会った。

P4240016午後1時に待ち合わせた横須賀駅から歩き出すと、アメリカ軍の潜水艦が停泊している横須賀湾の岩壁近くに狸が浮いていた。そばにいる人に訊いたら、ときどき水路に落ちた狸が流されるのだとか。

あの日も、銭湯のあと、激しく泥酔した。風呂会というのは、銭湯に入って呑むというだけのことだが、ガイドブックなんぞつかわず、行き当たりばったりなのである。銭湯を探すころは、まだ元気だからよかった。そして、2時間ほどウロウロした甲斐があって、よいところが見つかった。

P4240039_2銭湯を出たあとが問題だった。銭湯が横須賀中央から離れていたこともあったが、入る呑み屋を決めるのに、1時間ぐらいウロウロした。よいとおもったところは満席で、牧野さんと瀬尾さんは、おれがここでもいいじゃないかというところを、ダメダメといって許さない。おれはどこでもよいから早く呑みたいというのに……、そうやって、やっと生ビールにありつけた。

いまでも、あのときの話になると、お2人は「エンテツさんはひからびていたね」と笑う。しかし、さんざん歩き、銭湯に入って、またさんざん歩いたあと呑んだ生ビールのうまかったこと。だからって、はやく呑みたいのに、あんなに歩きたくねーよ。

この『東京人』の号は、たしか今月末にはできあがると聞いたから、来月3日発売だろうか。

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コメント

ヤマザキさん、海外で忙しそうですね。おもしろいレポートを楽しみにしています。

この狸のことは、別の日に画像をアップした記憶があるのですが、検索しても見つからないので、記憶ちがいかも知れません。排水溝に落ちて死ぬ、昔の山ならこういうことはなかったであろうに。あわれな子狸の画像をアップしておきます。

薔薇族映画専門館で懐旧の念に駆られるとは、ヤマザキさんならではですね。猿島でのロケのことは、何かで読んが記憶があります。

投稿: エンテツ | 2010/02/19 13:25

横須賀湾に浮かぶ狸! 見たかったなあ。当時の日記を拝読すると書いてありませんが、改めて甦ってきた光景でしょうか。「そばにいる人」に尋ねて、すぐに答えてくれるぐらいだから、珍しくはないのですね。
湾の沖、というか目と鼻の先にある猿島で薔薇族映画の撮影をしたことがあります。横須賀市役所の担当者に、自主映画だと偽って撮影したのですが、岩場で男同士のカラミをやっているのが、崖の上から丸見えでした。
先日広島に行ったら、専門館でこの映画を上映していて、懐旧の念に駆られたものです。

投稿: ヤマザキ | 2010/02/19 02:50

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