大規模大盛況、関東信越きき酒会、さいたまスーパーアリーナ。タダで酩酊のち大宮いづみや。
埼玉県には「さいたま新都心」というところがある。
その駅のそばに「さいたまスーパーアリーナ」っていう施設がある。
16時半から、関東信越きき酒会ってのが開催された。
このことを知ったのは、東大宮の居酒屋「よってってちゃぶだい」でのことだ。
16時すぎにさいたま新都心に着いてしまった。早いが会場の入口でちゃぶだいの大将たちを待とうと思い、行ってみると、なんと、もう入口には入れず、外に行列しているアリサマ。そのなかに野暮連のシノさんがいた。いやあ、はるばる都内から、好きだねえ。行列はどんどん長くなるが、ちゃぶだいの大将たちの姿はない。そのまま16時半の開場となり、中に入る。入ったときには、すでに通路からブースから人で一杯だった。
出品の酒蔵は、関東の栃木・群馬・埼玉と、長野と新潟から、清酒だけでも2百数社。故郷の南魚沼からは、高千代酒造と鶴齢の青木酒造は出品していたが八海山の姿はなかった。とにかく、ひたすら飲むのである。タダシイきき酒の仕方なんか関係なく、入口でもらった小さなプラスチックのコップに少しずつ注いでもらっては、ゴクッと飲む。
燗のコーナーもあり飲む。うーん、やっぱり燗は、いいね。口なおしに地ビールコーナーでビールをもらう。しかし、つまみは持ち込み禁止だったので、正直に持って来なかったが、なにも食わずに飲みつづけるのは、けっこう大変だぜ。いやさ、きき酒だから、飲まずに口にふくんでグチョグチョやったら吐き出せばよいのだが、そんなことはモッタイナイからできない。
うろうろしていると、ちゃぶだいのイタチョーに会う。あとで会えるだろうと思い、挨拶してまた別々に。あとから、これまた都内からわざわざ来た野暮連のタノさんとも会って、そのまま3人でうろうろ。
長野県佐久の「亀の海」の酒蔵「土屋酒造店」の若大将と再会。えーと、5年ぶりぐらいかな。客の評判を肥やしに一段と自信をつけた感じであった。自信をつけただけあって、やっぱり亀の海は、よかった。数百石の小さな酒蔵を続ける、若大将が元気でよかった。
しだいに酔いがまわり、立っているのもメンドウになる。会場内をぐるぐるまわって、ちゃぶだい様御一行をさがすが見つからず、19時で終了の15分前ぐらいに、シノさんタノさんと会場を出て、コンさんと合流する大宮いづみや第二支店へ。本店が休みなので、ここも大混雑で2階。きき酒会の酒は、どの酒蔵も純米酒が中心で、吟醸、大吟醸という高級酒も飲めたが、いづみやでワレワレの平常にもどり、サッポロ赤星びんのラガーや梅割りなど。おれは腹が減っていたこともあり、どうしてもチキンライスが食べたく、ちょうどライスが切れたというが、炊き上がるのを待って作ってもらう。
21時半ごろか?いづみやを出て、野暮連とわかれ、大宮の宇都宮線ホームを歩いていたら、勤務帰りのチエさんとバッタリ会う。東大宮の改札を出て、もう少し飲むという余力もなく、チエさんとわかれ帰る。
きょう、いくつの酒蔵を試飲したか数えてみたら、21だった。一つの酒蔵で、何種類も出しているところが多いから、はて、どれぐらい飲んだのか。ほかに、地ビール蔵4か所と、ワインや甲類焼酎割りも試飲。
会場の多くは、飲食業関係者だったようだが、若い女のグループもいて、なにやら清酒の分野も女力の進出が激しいような感じだった。味覚の傾向も、あきらかに女ネライのものが、けっこうあった。純米酒に力を入れるのはよいが、女好みの酒と高値にひきずられ、男の日常酒だった普通酒や本醸造酒の廉価高品質化がおろそかになるんじゃ、おもしろくねえな。ってなことを、アンケートに書いた。実質を軽視した「高級化」は、なんに限らず、いっとき話題になっても最終的には成功しないよ。
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