岩手県盛岡「てくり」と、てくりブックレット『盛岡の喫茶店』。
前のエントリーは東北のことだったが、アップしたあとに、ぐうぜんにも『盛岡の喫茶店』をいただいた。送ってくれたのは、木村衣有子さん。木村さんの、写真と文による新著(共著)なのだ。しかも、木村さんは、おれも入ったことがある、「喫茶 carta」のことも書いている。
「まちの編集室」から発行になったばかりの本だが、「まちの編集室」は、『てくり』というまち雑誌を発行している。たしか季刊だと思うが、以前、簡単に紹介した。
『てくり』には広告がない。「てくりの会」の会員と販売で生きている。しかも、ペラペラの情報誌ではなく、毎号、デザインも内容も、一度手にしたら捨てられなくなる愛蔵本のようなつくりなのだ。
『てくり』のクオリティについては、いつか書きたい。
とりあえず、この一冊。手に持ったときから、静かな喫茶店に腰を下ろし、コーヒーを飲みながらくつろいだ気分になれる。『盛岡の喫茶店』は、写真集と言いたい、のも無理はない。木村さんと、もう1人の著者は、写真家の奥山淳志さん。表紙を開くと、扉に、こんな文章がある。
何十年も続く個性豊かな喫茶店が
そこかしこにあるからだろうか。
「ス○バが潰れる街」
盛岡はそんな異名を持っているとかいないとか。
パン屋が多いのも、コーヒーを飲む文化が
古くから根付いているからなのかもしれない。
(以下略)
東北―岩手―盛岡というと、小沢とわんこそばをイメージするかも知れないアンタ、これが、盛岡のふだんの顔なのだ。店も店のひとも、じつに個性的で、そこをまた著者の2人が、うまくとらえている。木村さんが書いたのでは、「機屋」がよかった。機屋の主人は、「興味ない」と幾度も言う。そこで木村さんは問う…。ま、読んでください、味のある会話。
ってことで、もっと書きたいのだが、ただいま午前1時過ぎの、あまり酔ってない深夜便で、けっこう眠い。
あとは、続きは寝ておきてから。でも、寝ておきた4日5日は、けっこう忙しいから、どうなるか。
こちら、てくりのサイトを、まずはごらんあれ。
http://www.tekuri.net/
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