酒に酔い、突っ走る水族館劇場に酔い
観るのは2度目。初日に観た渾沌の中から、まさに「立ち上がる」ように、物語の図柄が浮かび上がった。シーンは整理され、舞台のつくりも変化していた。観るたびに変わって、初日と最終日は、ちがうドラマといえるほど「進化」したとしても、水族館劇場のばあい、不思議ではない。初日には初日の楽しさがあり、今夜はまた今夜の楽しみがある。それが、水族館劇場。
来週7日まで。始まるといろいろな仕掛けと演劇的見世物的要素がてんこ盛りのシーンが怒涛の展開、怒涛の水が流れ落ちておわる「恋する虜」、駒込大観音境内のテント小屋で。これで、休演になる、ラストラン、お見逃しなきよう。
初日の様子。
2010/05/22
無邪気に楽しむ。忘却、追憶、流浪、「驚愕のカーニヴァル」水族館劇場。
絶好のビール日和だった。ワレワレは、16時45分に、西日暮里駅で待ち合わせた。ワレワレといっても、牧野伊三夫さん以外は、初対面の方ばかり。会社をテキトウに抜け出してきたらしいから、社名と名前を書くわけにいかないな。H岡女子、S木男子、A根女子なのだが、A根女子は遅れるってことになり、ようするに「喜多八」で一杯やってから行こうということですよ。
おどろいた、開店17時の5分前ぐらいなのに、行列ってほどじゃないが、待っているひとたちがいる。これ、大竹さんが、なにかに書いたからじゃないの。おれが竹屋食堂に通っていて、竹屋食堂が閉店になるまでは、こんなことはなかったとおもうが。ま、いいさ、4人で座れたのだから。瀬尾幸子さんとおれを引き合わせたのは牧野さんであるし、できたての『みんなの大衆めし』を一冊進呈させていただいた。
それで、もう水族館劇場なんか、どうでもいい、ってぐらい、話はおもしろいし、酒はうまいし、一時間だけのつもりが、18時半までギリギリ飲みました。
ああ、眠いから、これでオシマイ。
水族館劇場、まいどのように、芝居が終わったあとの打ち上げにも参加して、そのあと、中原さんも一緒に一杯ってことで、近くに唯一開いている、「安い、まずい、はやい」と店主がいう、いいラーメン屋で呑みました。えーと、「札幌や」だったかな。真鍋さんも一緒だった。真鍋さん、前よりスレンダーになっていて、わからなかった。と、書くとよろこぶだろう、ってことじゃなくて、ほんとに、そうだった。
この店主、たのまないものまでいろいろ出して、たのまないものまで飲ませてくれて、それで、1人千円ずつでよいという。若い女子が多かったせいか?なんにしても、おれより1歳年上というが、もっと若く見えるおもしろいオヤジだった。
牧野さんは、役者の(主に若い女優の)オーラをたくさん吸収して、よろこんでいた。中原さんも、初日の様子に書いたように、クタビレジジイという感じではなくて、ツヤツヤと元気そうで、おどろいた。やはり、オーラを吸収しているのだろうか。
ああ、なにを書いているか、わからない。
いやあ、しかし、ことしの水族館劇場、脚本演出の桃山さんの気合がちがう。最終日に向かって、もっとシーンを増やすといっていた。どんどんやってくれ~。
それから、やっぱり、生演奏がいい。タンゴが、切なくよかった。
とにかく、おれは、東大宮までの終電がなくなり、大宮発12時45分の深夜バスで帰ったのだが、これは、なかなか便利だし安上がりでよいね。うふふふ、これで、もう少し長く都心でのめるというわけだ。でもね、おれは、ことし67歳だから、そんなに遅くまでのんでいると、くたびれるの。
ヨツパライ深夜便でした。
追記。そうそう寝ておきておもいだした。毎日、芝居のあとには役者と観客一緒の打ち上げあるのだが、そこで、おれは中原さんにトツジョ指名され、乾杯の音頭をとらされた。最前列から観客席を見上げると、ほぼ満席ぐらい、たくさんの人が残っていて、おれは役者じゃないのに、役者の気分でしゃべり、乾杯をしたのだった。
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