いい加減にしてほしい。コレステロールだの栄養学だの…。
そもそも、コレステロール値の問題については、ああでもないこうでもないが続いているわけだが、まただよ。これまでと、真っ向正反対の「指針」。けっきょく、どっちにせよ根拠が明確ではないから、こういうことになる。そもそも、個体の問題を一般論や一つの基準で統率してしまおうという「野望」を問題にしなくてはならない。
「食育」などは、こういう、いい加減な栄養学が根拠になっている。これ、以前に何度も書いているが、利権をめぐる争いがからんでいるにちがいない。ある種の「覇権主義」の結果ですな。大衆の身体と食事をネタに覇権を争っている連中がいる。それは、誰もが必要で大事にしたい、生命と食事だもの、大変なカネが動く。この記事を読むと、利権争いの役人や、それと似たような学者たちの顔がチラチラする。そんなふうに、想像しちゃうね。
ま、こと、栄養においても、このように根拠薄弱なものが、まかり通っている。味覚や味覚のうまいマズイなどは、もっと根拠がない。であるから、「料理の科学的根拠」として、栄養学がでしゃばってくる。そして、一方では、ラーメンやモツに行列をつくる。いつまで続くのか、味覚と栄養の騒動。根っこは、おなじ。
いったい、大衆は、どうしたらいいのか。『みんなの大衆めし』にかえることである。流行や権威や情報にふりまわされず、「「体にいいから」食べるんじゃなくて、「食べたいから」食べるごはん。これを食べると、なぜかほっとする、また頑張れそうな気持ちになるごはん。あったかくてくつろげるごはん。」の日常を確立することだろう。それぞれの味、それぞれの味覚、それぞれの身体。ほんとうに自ら欲する必要なものを判断する個の力にかえるしかない。と、なるわけだ。
(見出し)
高コレステロール=長寿、脂質栄養学会が指針
コレステロール値は高い方が長生きで良いとする指針を、医師や栄養学者らで作る日本脂質栄養学会がまとめた。
(記事本文)
3日から愛知県で開かれる同学会で発表する。高コレステロールは心臓病や脳卒中の危険要因であり下げるべきだとする現在の医療は「不適切」としており、論議を呼びそうだ。
現在の基準は、LDL(悪玉コレステロール)が140(ミリ・グラム/デシ・リットル)以上かHDL(善玉コレステロール)が40(同)未満、もしくは中性脂肪が150(同)以上だと高脂血症と診断される。
日本動脈硬化学会が作成した。メタボ健診の基準もこれを基にしている。
日本脂質栄養学会が今回まとめた「長寿のためのコレステロールガイドライン」は、「現在の基準値は基になる具体的なデータが示されていない」と主張。
コレステロールが高いほど死亡率が低かったとの大規模研究や、コレステロールを下げる薬を服用しても心臓病の予防効果は見られないとする海外の近年の研究から、指針をまとめた。
(2010年9月3日05時04分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20100903-OYT1T00010.htm
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コメント
作りたいから、作る!
いいですねえ。
呑みたいから、呑んできました。
走りたくないから、走っていません。
ブログに掲載のフライヤー見ましたが、
大活躍のようで。
作りたい料理作って、
食べたいから食べる客を、
大いによろこばせてください。
投稿: エンテツ | 2010/09/07 22:38
とても・・・そう思う。
私は、
「作りたいから、作る」なのかなー。
んー。
空腹でも、満腹でも、
なぜか楽しい。
変ですね。
あと、
呑みたいから、
走ってます。
干からびた身体に注ぐビールは、
最高ですよ。
走って、走って、走って、
今月は忙しいのに、
なぜか、お腹ブテブテです。
あはは。
おやすみなさい。
投稿: giraud | 2010/09/07 01:33