大阪・西成から、SINGO★西成がミーツ1月号に登場、そして『ホームレス・スタディーズ』。
ミーツ・リージョナル1月号をいただいた。特集は、「ベスト・ヒット100」ってことで、「2010年心底惚れた店と、2011年を熱くする店」であります。
で、レギュラーページの「ミーツのひとびと」に、SINGO★西成さんが登場だよ~。うれしいねえ。文を中村悠介さんが書いているが、書き出しから、いきなりSINGO★西成さんらしさが爆発で、とても愉快、快快。
「親しみというにはクドい、ホットというには暑苦しい関西弁とサービス精神。そんな西成発の“素”をストリート文脈で解釈、口角泡を飛ばすラッパーだ。彼が先月3年半ぶりのアルバム『I・N・G』を発表した。その内容はもちろん、インタビュー(いわばフリースタイル?)でもパンチライン連発!舌・好・調。」
いやあ、そのインタビューの中身を書きたいが、これは読んでもらわねば。舌好調さ加減をチョットだけ語録で。「ズルムケたら、こうなりました。でもオレの人生、まだまだ包茎やと思います」「ヒップホップはリスナーが歩み寄れっていうのが多いけど、オレはこっちから近づきたい。男の哀愁ラップです」
ところで、ちょうど、先日東京に来られて、浅草で一緒に飲んだ原口剛さんから、そのとき話題になった「過去十年間の研究の集大成です、気合い入れました」という本の案内をメールでいただいた。
原口さんが参画寄稿している本は、まだ入手してないが、
『ホームレス・スタディーズ 排除と包摂のリアリティ』
青木秀男 編著、ミネルヴァ書房
http://www.minervashobo.co.jp/book/b79069.html
原口さん、たしか博士号は「文学」だったとおもうが、過去十年間の研究といえばメインは「寄せ場」なのだ。つまり、日本の三大「寄せ場」といえば、東京の山谷、横浜の寿町、大阪の釜ヶ崎が「有名」で、ほかにもあるのだが、この三大「寄せ場」は、いつのまにか「ドヤ」から「ホームレスのまち」として「有名」になった感じだ。
とにかく、釜ヶ崎といえば、西成。SINGO★西成さんと原口さんとおれは、きょねん3月の大阪市立大学都市研究プラザ高原記念館におけるシンポジウム「場所の力――歩きながら考える」で顔をあわせたが、そのあと
2009/05/17「動物園前一番街のココルームで「場所の力」的再会。」に書いたように、西成は動物園前1番街のココルームで、野狐禅の解散を惜しみつつ、その曲を聴きながら一緒に飲んだ。
ま、そんな、西成な、きょうは、これまで。
ところで、この「ミーツのひとびと」、もうひとりの対面は、宮島達男さんである。いかにも、ミーツならではの揃い、というか。
しかし、ミーツは、もう「2011年を熱くする店」なんてやっているが、おれは、まだこれから1月6日発行の雑誌の締め切りの原稿やらなんやら……。
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