頭の中は、天満と大衆めしなパラダイス。
とにかく、そういうわけで、といってもわからないだろうが、「大衆食堂本」という言い方はイマイチ勢いに欠けるから、「大衆めし本」ってことにするが(『大衆食堂の研究』、ぶっかけめし本2冊、『みんなの大衆めし』に続いて5弾目!ということにしておこう)、これに取り掛かって没頭している。
没頭しすぎで、酒を忘れてしまいそう。これは、出来上がるのが、いまから、まだ原稿も揃ってないうちに、発行が楽しみな内容だ。なにしろ、大衆食堂の本は、1995年に『大衆食堂の研究』を出して以来だものね。「満を持して」というのは、こういうことを言うのだろうな。
そして、2月1日の、『ミーツ・リージョナル』3月号「天満特集」の発売が近づいてきた。これがまた楽しみだね。木村衣有子さんとの「エンテツ・衣有子の天満のぞき」も楽しみなのはもちろん、この天満という街自体がおもしろいし、ミーツの編集力が、さらに天満をおもしろくしてくれるに違いないと、楽しみなのだ。
おれが、『ミーツ・リージョナル』に初めて登場したのは、08年9月1日発売の10月号「ザ・めし」特集だった。ミーツも京阪神エルマガジン社の仕事も、これが初めてだった。大阪は西区堀江の「成金屋食堂」を取材し、特集大扉を飾るコラムを書かせてもらった。この時の担当が、藤本編集さんだった。そして、なんと、この号は、早々に「品切」になるほど売れたのだった。今回の「エンテツ・衣有子の天満のぞき」も、担当は、藤本編集さんだ。ということは、ゲンをかついで、「品切」な売れ行きを期待したくなるわけですね。
大阪の顔といえば、「キタ」と「ミナミ」だったけど、「テンマ」がある。「キタ」や「ミナミ」は、ジャージにサンダルなどでぶらぶらできない街の顔を持っている、ビジネスや消費の顔の街だけど、テンマは違う。その魅力を、「天満特集」は、たっぷり掘り起こしてくれるはずだ。
どーか、関東のみなさんも、こういう街があるんだと、ご覧ください。この街は、いま、「市場のビル化の成功例として」視察に訪れる人たちも増えているほど、ユニークな注目を浴びつつある。「街とは何か」「街の生命力とは何か」などを、感じとり考えるためにも役立つだろう。しばらく行けなくても、いつか天満へ行くために、買っておくのもよいでしょう。
なことで、頭の中は、天満と大衆めしでパラダイスしているのだ。
ザ大衆食「『ミーツ・リージョナル』10月号「ザ・めし」特集 大阪・西区南堀江 成金屋食堂」…クリック地獄
写真は、ぜんぶ天満。細い路地の奥まで歩いて泥酔取材した。
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