高円寺、中高年初老の酔っ払い、コクテイル。
なんだか、おかし楽しい日だった。もう、日にちをまたいだから、きのうのことになる。
高円寺駅に16時集合だったが、おれは、いろいろ片付かず18時ごろになった。そのときには、みなさんは銭湯の上杉湯に入り、一徳で一杯やり、18時には開店早々のコクテイルに行く予定になっていた。
そのつもりで、遅れた俺が、高円寺の駅改札口を出ると、S尾さんが待っていた。銭湯から出て、一徳で飲み始めたら、腰が落ち着いたので、そこでそのまま飲むことになったという。俺は、酒さえ飲めればどこでもよいのだから、あいよ、わかった。
一徳には、すでに、M野さんとN原さんが、もうけっこうなよい雰囲気。そりゃそうだ、風呂上りで、1時間近く飲んでいるんだもの。俺も、追いつくように、がんがん飲む。生ビールからホッピー。
とにかく飲んで、イチオウかんじんな話もし、そのうち、どこでどういう話になったのか、なんだかんだ話しているうちに、N原さんが、「海炭市叙景」を上手に紹介したのか評したのか、とにかく、その岡崎武志さんの紹介とか評とかがとてもよかったと、言い出した。それで、ひとしきり岡崎さんの話に。
それじゃあ、岡崎さんと縁の深い店なら、やっぱりコクテイルだろう、やっぱりコクテイルへ行こうとなる。確か、M野さんが電話して、席が空いているかどうか確認したように思う。とにかく、行ったのだ。
以前のコクテイルは一度行ったことがあるが、移転後は初めて。おお、なんだか、風格ある佇まい。
ところが、ドアを開けて入ったとたん、S尾さんが「岡崎さん」という。なんと、見れば、カウンターに、先ほどまで話題になっていた、岡崎さんがいるのだった。
こんなことってあるの? あったのだ。いやあ、人がたくさんぐちゃぐちゃいる東京で、しかも初めてのコクテイルで、こんな遭遇があるのだ。
ま、とにかく、そういうわけで、N原さんは、「海炭市叙景」を上手に紹介したのか評したのか岡崎さんと会えたし、S尾さんも思いがけなく、岡崎さんに会えて(というのも『みんなの大衆めし』で、俺も一緒だったが、岡崎さんにインタビューされて以来だったから)よろこんで、とにかく、静かなコクテイルをうるさくして、とても気持ちよく酔って、高円寺駅で解散したのだった。
なんだか、酒飲んでいると、思いがけなくよいことがあるのだなあ。
しかし、M野さん、S尾さん、N原さん、俺が飲んでいると、どうみても、どうみなくても、単なる中高年初老の酔っ払いで、いやはやいやはや。こういう景色、なんていうのか、言い方があったような気がするけど。
と、今夜は、M野さん、S尾さん、N原さんで書いてみた。
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コメント
おお、楽しみです。
その日までに、さらに鍛えておきます。
って、飲酒のことですが。
投稿: エンテツ | 2011/04/05 14:45
4月29日に運動会です、
足が腫れたりしませんように。
投稿: タジリ | 2011/04/05 14:02