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2011/06/23

おれの胃袋の校正、いよいよ大詰め。来月発売の『大阪人』よろしく。

Dscn0141a本の校正が進行中、ほかの雑誌などの校正や、短い原稿を書いたり。日々、汗をたらし、生ビールを飲み。泥酔とも付き合いながら、少しずつ片付いていっているようだ。たぶん。

きのう、来月16日発売予定の『大阪人』9月号の校正をもどした。これは、特集「旅する24区」に寄稿の、「おれの胃袋の大阪と東天下茶屋」というもの。

『大阪人』は隔月刊、いま発売中の7月号から、編集体制が変わり誌面もリニューアル。かつて、京阪神エルマガジン社の「ミーツ・リージョナル」などで腕をふるった、ミーツの元編集長・江弘毅さんや中島淳さんらが率いる、手練の編集集団「140B」が担当している。

表紙などアートディレクションは、長友啓典さん。連載陣に、内田樹さんや町田康さん。7月号には、中沢新一さんや岡田武史さんといった顔ぶれも登場し、なんだか、ステージが高そう。

なのに、トツゼン江さんから電話があって、おれのようなフリーライターが書くことになった。電話で気軽に引き受けて、送られてきた企画書など見たら、「旅する24区」は、区ごとに書き手が異なるのだけど、みんな「手練の書き手」ばかり、錚々たる顔ぶれなのだ。おれはビビって小便ちびりそうになりました。

江さんや中島さんとも、一度一時間ばかり話したことがあるぐらいで、仕事をするのは初めてだし、手練としては実績を積んでいる方々なので、ほんま、恐る恐る原稿を仕上げて送った。

書き手が書きたい区、区全体のことでなくワンポイントでもいい、一軒の店のことでもよいというので、おれは、かつて1年近く住んでいた東天下茶屋にした。ここは、阿倍野区になる。「東天下茶屋」の「天下」は、「てんが」と濁って読む、ということは、住んでいたから言えること。

ま、原稿は無事に一発でOKをいただき、イラストレーターの方も、すばらしい方をつけていただき、進んでいるわけです。

校正を見て。うん、いいじゃないか、なーんだ、いいじゃないか、ほんま、ええで。と、強気に、なっている。なんか、7月が楽しみなのだ。

でも、いま校正では、自分のだけ見ているわけで、発行なって、ほかの手練の方々と並んでいるのを読んだら、やはり、けっこう見劣りするのだろうなあ。いつも、おれは文章のベンキョウなんかしたことがない、なんて恥知らずを言っているが、やはりちゃんとベンキョウをしておかなくては、と、思うのだが、酒を飲むと忘れる。

Dscn0144aそりゃそうと、本の校正のほうは、大変。とにかく書きすぎて、大幅に削らなくてはならないから、大胆にカットしているだけじゃ追いつかないんで、構成を変えた。すると、文章の流れが変わってしまったから、あっちをいじり、こっちをいじり。しているうちに、一時は終始がつかない状態になるんじゃあんめえかという感じになった。が、今日は朝からふんばって、なんとかうまくまとまりがつきそうな見通し。やれやれ。

おれは、なんに対しても、あまり未練や執着をもたないもので、苦労して考えたすえのプランや構成でも、パッと捨てちゃうのだが、一緒に相談して決めてきた編集さんは、おれが勝手に変えてしまった構成を見て、びっくりするだろうか。でも、まあ、いい方に変わった、ハズ、だからな。と、手前味噌の判断をして、先に進む。

あと問題は、これに使う写真だ。以前使っていたパソコンでバックアップをとっておいた、外付けハードディスクの中にあるのだが、そのパソコンが壊れて、いま借りて使っているパソコンは、OSが違うため、復元できない。

残り、日曜日まで。なんとかしなくては。

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