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2011/09/30

ミーツMOOK『関西ご当地めし!』に「私的、B級グルメ」を書きました。

Dscn0515本当は、きのうのエントリー「もの食う本」の続きを書かねばならないのだが、そうはいかないのだ。なにしろ、明日から11日まで、タイトでハードなスケジュールなので、今日中に片付けておきたい細々…とやっていたら、これが届いた。これには自分の書いたものが載っているのだから、とりあえず紹介しておきたい。

それに、このミーツMOOK『関西ご当地めし!』は、すごくよく出来ている。どーってことない普段の生活の中にある「めし」を、よくぞこれだけ拾い集めたと、まだ全部を丁寧に見たわけじゃないが、感心する。街、そこにある生活の匂いまで、ぷんぷん漂ってくるが、なにより腹が減る、これだけ見せられたら、腹が減る。ツバ、出っぱなし。

大扉のリードには、こうある。「この本で紹介している「ご当地めし」は、なぜかその地域やその店では当たり前に存在し続けているもので、一見普遍的な食材を使うものがほとんど。オモテのご当地グルメと違い、派手さや説明しやすい”付加価値”はないけれど、目の前の人を「安く旨くお腹いっぱい」で満たすものだ。現在進行形の食べ物に予習や謎解きは必要ない。実際に現場で食べて話して、リアルを消化・吸収して楽しむのみだ。」

じつによいではないか。つまり、これは、ありふれたものを「安く旨くお腹いっぱい」楽しむ本なのだ。それゆえだろう、タイトルは、「グルメ」でも「ごはん」でもなく、「めし!」でなくてはならないのだな。しかも、その場所その人でなければ食べられないめし。注釈すれば、「オモテのご当地グルメ」とは、近頃ハヤリの、観光用のあれである。

で、ここに「私的(わたくしてき)、B級グルメ」というコラムのページがあって、6人が1ページずつ書いている。つまり、勝谷誠彦さん、野瀬泰申さん、小野瀬雅生さん、バッキー・イノウエさん、奈須崇さん、アンド、おれエンテツこと遠藤哲夫でございます。

おれは、「普段のめし、ありふれたものを、おいしく」のタイトル。じつは、この原稿を書いたのは、ただいま好評発売中の『大衆食堂パラダイス!』の校正の最中で、頭はそれで一杯だったから、チョイとそっちの方へ90度ぐらいズレた内容だったナと思っていたのである。ところがどっこい、本誌を見たら、この顔ぶれ、手に取るまで知らないで書いているわけで、みなさんそうだったろうと思う。これが、読み比べてみると、すごく面白いのだ。なにしろ、ひとくせ二癖あるみなさんですからねえ。もうB級グルメの始まりから、しっちゃかめっちゃかぶりまで、わかってしまいます。

とにかく、これは手に取っていただくしかない。「クセになる明快な旨さの300皿」と表紙にあるが、こんなにも「めし!」はおもしろいのかと思えるだろう。それに比べ、「グルメ」のなんといい加減なことか…。

そして、潔い。オシャレに色目を使うことなく、まっすぐ腹一杯。

そう、これは『大衆食堂パラダイス!』の関西現場食べまくり編ともいえる。面白い、おもしろい。編集さんに大讃辞を贈りたい。

ついでになってしまったが、ミーツの本誌11月号も同時に頂戴した。とりあえず表紙の写真だけ掲載する。
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2011/09/29

筑摩書房PR誌『ちくま』に連載の木村衣有子「もの食う本」は、画期的。

『ちくま』8月号から連載がスタートしている、木村衣有子さんの「もの食う本」は、今回10月号で3回目。全部読み終わっていて、はやくここに紹介したいと思いながら、イザとなると、なかなか書けない。これは、ちょっとそのう、おれが、かつて1970年代中頃、江原恵さんの『庖丁文化論』にであって以来の、「こういうの待ってました!」の興奮なのだ。それゆえ、これはもう、大げさではなく、画期的な内容と言いたい。

で、ここに紹介しようとすると、興奮でドバーッと思いと言葉があふれ、溺れそう、うぐぐぐと脳ミソがつまっちゃうのだ。とにかく、息をしずめながら、少しずつ書く。

毎回、2冊ずつ、「もの食う話の本」を取り上げてのブックレビューなのだが、「ブックレビュー」というより「随筆」と言ったほうがよさそうだ。

まず、これまで木村さんのまな板の上にのった、あるいは鍋にいれられた本をあげておく。

8月号。『女ひとり寿司』湯山玲子著、『鮨』岡本かの子。
9月号。『ふるさとの菓子』中村汀女著、『あんこの本』姜尚美著。
10月号。『おばあちゃんの台所修業』阿部なを著、『私の作る郷土料理』ふるさとごはん会・編。

続きはあとで。

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2011/09/23

阿佐ヶ谷ゴールド街。またぞろJRが弱小に襲いかかる立ち退き裁判。

阿佐ヶ谷駅から高円寺側のJR高架下の街、阿佐ヶ谷ゴールド街。何度か呑んだことがある。

ここの再開発のことは聞いていたが、裁判になっていることは、今日ツイッターで知った。阿佐ヶ谷ロフトAで、『阿佐ヶ谷ゴールド街とJRの裁判をめぐる立ち退き問題について語り合う』という催しがあったのだ。

以下、阿佐ヶ谷ロフトAのサイト、2011年9月スケジュールの今日23日から転載させていただく。
http://www.loft-prj.co.jp/lofta/schedule/lofta.cgi

『阿佐ヶ谷ゴールド街とJRの裁判をめぐる立ち退き問題について語り合う』

JR阿佐ヶ谷駅の高架下で40年以上にわたって街や人々の移り変わりを共にし、愛されて続けた名物商店街、阿佐ヶ谷ゴールド街がいま大変悲しい事態となっています。

大企業JRが弱小な個人店を相手に立退き裁判を起こしています。

街とは、商店街とは、はたして誰のものなのか?

理不尽で一方的なJR側の要求をそのまま通してしまって果たして本当に良いのでしょうか?

法律や契約書だけでは片せられない何かがあると思います。

現在、JRによる立退き問題に真っ向から向き合い、逃げずに闘っている阿佐ヶ谷・菜環亭の冨永夫婦と新宿・ベルクの井野さん、迫川さんにこれまでの過程や現状、今後のことなどを隠すことなく、思う存分語ってもらいます。

[出演]
冨永シゲヲ(阿佐ヶ谷・菜環亭マスター)
冨永千枝(阿佐ヶ谷・菜環亭)
井野朋也(新宿・ベルク店長)
迫川尚子(新宿・ベルク副店長、写真家)
ほか!!!

ずっとこの場所で〜ジェイアール東日本都市開発による『阿佐ヶ谷ゴールド街商店会』立ち退き裁判を見つめて〜
http://asagayagold.jugem.jp/

あさがやゴールド街での営業継続の保障を求める署名
http://www.shomei.tv/project-1815.html

以上。詳しいことは、上記の「ずっとこの場所で」をご覧ください。

「街とは、商店街とは、はたして誰のものなのか?」「法律や契約書だけでは片せられない何かがあると思います」

ようするに、かつて2002年に上野駅東京地下食堂街であったことが、また繰り返されようとしているのだ。そこでのことは、発売になったばかりの『大衆食堂パラダイス!』の「上野駅地下食堂街、最後の三店が消えるとき」と「上野食堂街始末。フランス人に言われた残念なこと」に書いた。

まったく同じ事態、同じ問題に直面している。パラダイス!に書いたように、「こんな吹けば飛ぶような個人経営相手の立ち退き裁判沙汰にしても、ゾウがアリに襲いかかるようなものだ」し、おれにその裁判沙汰を教えてくれたフランス人がおれに言った「契約など法的な関係はいろいろあったにしても、これは、ここはもう街並みの文化なのだ、それだけで残す理由がある」ということが、また問われている。

まだ新宿ルミネのベルクのこともあるのだが。

とにかく、じつに腹立たしい。そもそも、「まちの文化や歴史」を一企業の経営尺度で仕切ろうということそのものが暴力なのだ。なのに、陰湿な手口まで使って追い出しを図るJRの横暴が続いている。見かけはオシャレでも、とても「文化国家」といえる状態ではない。と、本日は、腹立ちまぎれ日記でした。

JRは、まちを破壊する不動産業の再開発に血道をあげてないで、もっと交通本業で、利用者のためにやるべきことがあるだろう。これじゃあ、JR社員に対する暴力沙汰も絶えないよ。

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2011/09/20

今夜10時から!

ツイッターの方では、盛んに告知されているので、こちらに告知するのを忘れていた。今夜です!
ツイッターでの、主催者サイドのツイートを、そのまま以下に転載します。よろしく~。

今晩22時より不忍ブックストリーム。テーマは「ちくまvs四月と十月 秋の文庫まつり!」ちくま文庫側から荻原魚雷・遠藤哲夫さん、四月と十月文庫側からミロコマチコ・牧野伊三夫さんをスタジオにお迎えします。

ちくま文庫サイド。萩原魚雷さんは『本と怠け者』、遠藤哲夫さんは『大衆食堂パラダイス!』を、それぞれ出されました。

四月と十月文庫サイド。ミロコマチコさんが『ホロホロチョウのよる』を。牧野伊三夫さんは、四月と十月文庫の企画者です(そして、不忍ブックストリーム準レギュラー)。

http://www.ustream.tv/channel/shinobazubookstream#utm_campaign=twipple.jp&utm_source=6200158&utm_medium=social

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「六箔五日展」続き、愉しい作品たち。生まれ変わった並木藪。

Dscn0466きのう、スソさんの作品だけを紹介したが、「金沢の伝統工芸である金箔の新たな可能性をそれぞれの視点で探るプロジェクト」ってことで、柏本郷司/米村浩/水口克夫/西岡範敏/福岡南央子/スソアキコの6名の方が参加していた。

その中から、愉快でおもわず写真を撮ってしまった、2つの作品。1つは、柏木郷司さんのもので、「うまい焼肉が食べたくて火をおこしている」これは類人猿なのか?聞き忘れたが。

金箔にも「赤箔」や「青箔」があって、赤は銅、青は銀が混ざっているのだそうだ。ちょうど金が値上がりしているときだったので、赤箔や青箔を使ってみたということだが、それがかえってよかったように思った。見る角度によって、陰影が変化し、表情も変わる。いかにも、うめえ焼肉をはやく食べてえなあ~と、身体中がワクワク語っているようだった。

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Dscn0469そして、ほかにも、衣装にデザインしたものやスペクトラムと思われるものもあった、最後に見たのが、コレ。

「金運パンツ」とあったか「金ウンパンツ」とあったか、とにかく見た瞬間から大笑いで、作者の名前を確認するのも忘れてしまった。ワレワレは、「これ、前につきすぎではないか、普通はもっと後ろだろう」と作者の気持など考えずに、突っこみを入れたりしながら、にぎやかに鑑賞した。この位置についているのは、なにかウンと運に関わる深いことが関係しているのかも知れないが、いまだにわからない。

Dscn0470さて、それで、会場のレトロなライオンビルは、もとは銀行の建物だったそうだ。それに手を入れキレイにしてしまうことなく、壁もはげるままに大雑把に使っている感じがよかった。

向かって右隣は、かの有名な並木「藪」だ。ずいぶん前から工事をしていたそうで、ライオンビルの屋上から、入口部分の瓦屋根だけを撮影。ツイッターを見ていたら、きょう、ここを撮影した方が写真を載せていて、シートは取り外され、その全貌があらわれていた。

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2011/09/19

浅草で「六箔五日」展スソアキコさんの帽子に驚き、のち泥酔。

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当ブログを以前からご覧になっている方は、スソアキコさんの素晴らしい帽子、きょねんはパリコレにまで進出した、あの大胆にして独特のフォルムを覚えているだろう。そのスソさんが、またやってくれた。

Dscn0454きのうは、「六箔五日」展の最終日だった。ちょっとやることありすぎて行けないかなという状況だったが、先日、木村衣有子さんから電話があって、何とか行けるようにしようと思っていた。

メドがついてきたので、どうせならわめぞの鬼子母神みちくさ市にも顔を出したいと思ったが、そうは問屋がおろさず、けっきょく木村さんと待ち合わせ15時半に間に合うギリギリの電車に乗った。

地下鉄浅草駅の雷門出口を出ると、いきなりすごい混雑で動きもままならない。が、雷門の前の通りを渡った、会場のライオンビルがある並木通りは、閑散としていた。道路一本へだてるだけで、この激しいギャップ。

道路は閑散としていたが「六箔五日」展は盛況だった。ライオンビル、レトロなビルの1階はガラス張りで、金沢の「コラボン」による出張カフェ。そこから人が一杯。入口の記帳受付のところに、出展のスソアキコさんと、なんと瀬尾幸子さんがいた。瀬尾さんは見終わったところだったらしいが、ご両人ともひさしぶりなので、やあやあとおしゃべり。少しして、木村さんとサキさん登場。

Dscn04582階と3階が展示場。6人のアーチストが、10分の1ミリだったかな?の、とにかく薄い金箔を使った作品を展示するのだが、それぞれ得意分野がちがう。スソさんは、もちろん帽子。またまた見せてくれました、大胆奔放のカタチ。今回は、鹿がモチーフだそうだ。

そして、カタチは大胆奔放だが、芸は緻密にして細かい。なんていうのかレースのようなものを絞ってつなげるわけだけど、それだけでも細かい大変な作業。その薄い細かい穴のあいた模様があるレースなような布に、金箔を張り付けて、その穴を一つひとつ針で開けたという。もう、いくつ小さな穴があると思う。そんな作業の様子を聞いているだけで、「ウギャー」と声をあげて、気が狂いそう。写真の、真っ白の先の色が変わっている部分が、金色のそれなのだ。

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いやいや、素晴らしさを堪能しました。いつもなら被ってみられるのだが、今回は帽子の周囲も飾ってあり、帽子をとろうとするとそこに引っかかってしまうため、見るだけだった。それでも、もう十分でした。

ほかの作品も、面白いのがあって、とくに「金運パンツ」ってのには、大笑いだったが、今日はとりあえずスソさんの作品のみを掲載する。

こちらにhttp://news.suso.biz/?eid=1059833、スソさんが、「私は、雪の結晶が降る空間を作ろうと思っています」と書いている。雪の結晶の空間に飾られた帽子は、トナカイの頭のようでもあった。

最終日で17時閉会。われわれ4人は、浅草の巷へくりだして、1軒もう1軒と、生ビールのち酎ハイのち5、6種類のポン酒を呑んだか、おれはひさしぶりに泥酔帰宅となった。

スソさんの、こういうものを見ると惚れ惚れとしながら、おれも自分の作品をもっとなんとかしなくては、と思いつつ、でもおれはアーチストじゃないからいいんだ、よかったアーチストじゃなくて、こんなことやれないよ、なーんて思うのだった。

しかし、これ巡回なしの、ここだけ、しかも5日間の展示だけでおわりなんて、ほんと、モッタイナイ。

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2011/09/16

残暑厳しく、日光光徳牧場のカレーライスと生ビールが恋し。

Dscn0301残暑が厳しい、そしてトシのせいか身体にこたえる。これまで、「夏バテ」というものを自覚したことがないと思うが、ここ数日は、これを夏バテというのかという気分だ。出かけるのも面倒だし、出かけると疲れて、さっさと帰って寝たくなる。なにかやる気力もわかない。じっとしていると、まぶたが重く、さがってくる。クソッタレ、暑いぞ、コノヤロウ、と、酒だけは呑んでいる。

8月30日には、奥日光へ行って、身体の芯まで冷やしてきたのに、これでは、また行きたくなってしまう。ああ、千メートルをこえる高原の光徳牧場の食堂で、生ビールを呑みながら食べるカレーライスがいい。

この食堂は、牧場の牛を食わせるのかどうかは知らないが、とにかく牛肉料理である。ステーキ、ハンバーグ、牛丼、カレーも牛肉カレー。何度も行っているので、たいがい一通りは食べたが、カレーライスがうまいのだ。

Dscn0302_2というのも、牛肉を使ってはいるが、シッカリうどん粉の味がする昔ながらの黄色いカレーライスなのだ。そして、タマネギと牛肉以外は入っていない。うどん粉の旨味とタマネギの旨味と牛肉の旨味がカレー粉とまざりあって、それはそれはうまい。これぞ日本の汁かけめしカレーライスのうまさ。

大衆食堂のカレーライスのうまさでもあるのだが、ヨーロッパ風だのインド風だのというご託宣のタワゴトの中に忘れられてきた味覚が、こういう都会から離れた地に残っている。高原にあるので、平地のような料金ではないが、この食堂のメニューの中では庶民のカレーライスらしく、最も安い。

はあ、書いているうちにヨダレが出てきた。

仕方ないから、写真で愉しむことにしよう。
光徳牧場でバスを降りて、林の間から牧場を見ながら歩く。気分も爽やか。ログハウスの食堂にたどりつくと、このカレーライスがあるのです。

そりゃそうと、『大衆食堂パラダイス!』よろしくね。これが売れたら、夏バテなんかふっとぶさ。

関連
2011/08/31
日光戦場ヶ原、秋の気配。

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2011/09/14

絶賛写真活躍中、男40齋藤圭吾さんの初写真展。

発売になったばかりの、おれの著書『大衆食堂パラダイス!』の表紙カバーの写真は、齋藤圭吾さんの撮影だ。これは、おれが初めて齋藤さんと一緒に仕事をした、北九州市発行の『雲のうえ』5号(07年10月)食堂特集のときに撮影したもの。

齋藤さんは、おれなんぞとちがい、『クウネル』などでも活躍の、超売れっ子の写真家だ。当ブログでも紹介したが、京阪神エルマガジン社発行で、その質の高さが注目され売れている、『あんこの本』(10年3月)や『ボタニカ問答帖』(11年6月)は、彼の写真集ではないかと思われるほど、彼の気鋭かつ多彩ぶりが、いかんなく発揮されている。

こちらに『あんこの本』を紹介。
2010/03/13
またまたやってくれた、ミーツのエルマガ社。手にしただけでこころ騒ぐ、あんこ愛、『あんこの本』。

その彼が、「恥ずかしながら40歳にして初の写真展です」という。もう何度も個展をやっているのだろう、それでトーゼンと思っていたら、そうではなかった。ま、なにかと忙しかった男なのである。男40の初写真展なんて、かっこいいじゃないか。

とにかく、大いに期待したい。みなさんも、どーか、よろしくね。
場所が都内じゃないけど、一か月間の開催だから、なんとかなるでしょう。

齋藤圭吾さん初めての個展『齋藤圭吾の写真展示』。

以下、案内です。


<会期>
2011年9月23日(金・祝)~10月23日(日)
11:00~17:00。火・水・木は休廊。(開廊・金~月曜)

<会場>
ギャラリートラックス
山梨県北杜市高根町五町田1245
tel. 080-5028-4915

 会場のトラックスは、八ヶ岳の麓、山梨県北杜市にある祥雲寺というお寺の隣の、
 廃園になった幼稚園をリノベーションしたギャラリーです。
 http://www.eps4.comlink.ne.jp/~trax/frame.html

 広々としたギャラリースペースは、元は園児のお遊戯室。
 桜の木がある庭にはハンモックがぶら下がり、
 のんびり過ごせる心地いい場所です。
 ハンモックの専門店「ハンモック2000」のショールームもあります。
 http://www.hammock2000.com/showroom/#yamanashi

<アクセス>
●車/中央高速道長坂インターより2分。
●高速バス/新宿西口バスターミナルより「新宿~茅野・諏訪・岡谷線」で「中央道長坂高根」下車。徒歩10分。
※下記、ハイウェイバスのWEBサイトから「バス停一覧」を選択、
「中央道長坂高根」のバス停名をクリックするとバス停周辺の地図が出ます。
その地図にある祥雲寺の隣がギャラリートラックスです。
https://www.highwaybus.com/rs-web01-prd-rel/gp/info/lineDetail?lineGroupNo=1&lineId=140
●電車/中央本線長坂駅下車。タクシーで7分。

Saito

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2011/09/13

畑直販、山田農園の「やさいはんず」。

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すでに何度か紹介している、ウチから東大宮駅へ行く途中の畑、山田農園では新しい動きがあった。

というのも、見沼区東大宮2-42の東北原公園に隣接する畑の一角に、洒落た売店をつくって、オープンしたのだ。その名も「やさいはんず」。名前も、写真には写っていないがロゴも、センスがよい。

写真は8月末の撮影。たまたまカメラを持っていなくて、営業中の写真が、まだ撮れてない。デッキの部分に野菜や、小さな鉢植えを飾って営業している。その風景も、なかなかよいのだ。

Kaiwai001aこれまでは、戸板のようなものを置いて売っていた。それはそれの風情があったが、「新売店」はなかなかよい感じだ。ここでお茶でも飲みながら、くつろぎたくなる。おれなんかは、ビール呑みたいねえと思ってしまいます。

生産者と消費者の「顔の見える」関係がいわれながら、首都圏では、難しい。すぐ近くに畑があっても、接する機会は少ないし、消費者のほうは特に有難い存在としては意識してない面もあるようだ。

実際、おれなんかも、こんなに近所にありながら、なかなか利用するチャンスがない。意識的にならないと、ついつい商店の買い物と一緒にすまして、たまたま通りがかったときに、必要なものがあれば買うという調子であった。

それでも、じゃがいもやさやえんどうなどを買ったりしたが、やはり「とれたて」はうまい。食べたときは、こういう畑が近所にあってよかったと思う。そんなわけで、これから、もっと意識的に利用しようと思うのだった。消費者とは気まぐれなものだけど、お互い根気よく付き合いたいものだ。

都鄙臨界地帯の東大宮は、いわゆる「郊外」へ変貌しながら、あちこちに直販の幟を立てた畑があるし、少し歩けば田んぼも広がる。近年「食と農」の問題が、あれこれ取り沙汰されているし、TPPなる動きもある。なんにせよ、身近なところから、もっと食と農を考えたい。

関連
2011/05/15
東大宮、山田農園のさやえんどう。

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2011/09/12

「便所飯」を知った中秋の名月の日。

いやあ、今夜は、ほんとよい月だ。インターネット上でも、月の話題だらけ。おれのような偏屈者でも、この月を見れば、素直な気持になれます。

だけど、こんなよい月の日なのに、おれは「便所飯」なる言葉とであってしまった。なんという、よい日だろう。ツイッターで「大衆食堂」を検索していたら、

「一人で大衆食堂的な所は結構きついのな 通ってる大学ならまだいいけど。 便所飯が増えるはずだわ」

とつぶやいている人がいたのですよ。

便所飯?なんじゃいそりゃ、ウンコ食うわけじゃないだろうから、便所で食うめしかい?便所でめしを食うのか?まさかねえ。と、思って、「便所飯」をググったら、なんと、ほんとに、便所でめしを食うのだ。

が、しかし、ほんとに、リアルに、そうなのか。

とにかく、まずは、あまり当てにならにウィキペディアの「ランチメイト症候群」には、こうあった。

「ランチメイト症候群(ランチメイトしょうこうぐん、ランチメート症候群とも)とは、精神科医の町沢静夫によって名付けられた精神症状の一つ。学校や職場で一緒に食事をする相手(ランチメイト)がいないことに一種の恐怖を覚えるというもの。本項目では類似の概念であるひとりじゃいられない症候群や、関連するインターネットスラングである便所飯(べんじょめし)なども含めて解説する。」

「便所飯(べんじょめし)とは、一緒に食事をする相手がおらず一人で食事を取るところを他人に見られたくないという理由から、特にトイレの個室を食事の場所に選ぶことを指すインターネットスラングで、ランチメイト症候群の一種として同一視されることもある。人目を避けて食事する場所として他ならぬトイレを選ぶ理由としては、一人で食事しているところを友達の友達にも見られたくない、人目につかない場所が他にない、トイレの個室は誰にも邪魔されず監視もなく自分を守ってくれる空間であり居心地が良い、といった理由があるという。

この言葉は2005年初めから2006年頃にインターネット上で広まり、特に寂しい学生生活を表すスラングとして、面白半分のニュアンスで語り継がれていったとされる。その後次第にメディアで注目されるようになり、特に2009年7月6日に朝日新聞が夕刊一面で社会現象として取り上げ、続いて翌日の「めざましテレビ」「情報プレゼンター とくダネ!」といった情報番組でも紹介された際には、ネット上で「便所飯」が検索キーワードとして急上昇するなど大きな反響があった。」

ってことなんだが。

「一方で「便所飯」の存在自体を疑問視し、一種のジョークや存在の疑わしい都市伝説として見なされることも少なくない」「こうした便所飯の実在を疑問視する意見に対して、識者によるコメントの紹介や、実在を確かめるための検証も試みられた。」とのことで、実態の把握は困難を極めているようでもある。

詳しく知りたい方は、ウィキペディアをクリック地獄

で、もう一つ、ものすごく信頼のおける、アンサイクロペディアでは、こうだ。

「便所飯(べんじょめし、in-toilet feeding)とは、人目を盗んで便所で食事を取ることを目的としたエクストリームスポーツである。主に学生プレイヤーが多い。ベン所(弁所)という場所も存在する。」

いやあ、このスポーツ、おもしろい。便所で弁当を広げている写真も載っている。

「それをわざわざ確かめようとして、休み時間中ずっと閉まったままのトイレの個室を扉を叩いたり覗いたりしないであげてください。なお、頭の固いウィキペディアでは、便所飯の記事は削除・隠蔽され存在しないことになってしまった。」

については、「ナニモノかがウィキペディアに「便所飯」の項目を執筆しましたが、要出典厨・削除厨の暗躍により削除されてしまいました。」「ユーモア欠落症患者のために、ウィキペディアの専門家気取りたちが「ランチメイト症候群」の項目を執筆しています。」ともあり、おれが今日ウィキペディアを見たところでは、先のように書かれている。

アンサイクロペディアはこちらをクリック地獄

便所飯の実態は、ともかく、「一人で大衆食堂的な所は結構きついのな」という人はいるのだな。

そこで、おれは、ますます『大衆食堂パラダイス!』を広めなくてはならん、と、中秋の名月に誓った。という話。

『大衆食堂パラダイス!』の最後の話は、「ひとりめし強者」だ。若者よ、この本を読んで、ひとりめし強者をめざせ。

しかし、この話、虚実がはっきりしないあたりが、おもしろいね。ありそうで、なさそうで、ありそうで…。

昔の、新宿西口のションベン横丁は、名前のとおりのニオイが満々で、便所の中でめしを食っているようなものだったが、一緒に食っている仲間がたくさんいたものだ。

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2011/09/11

意外や意外、出だし好調『大衆食堂パラダイス!』。

おれが書く本は、「うまいもの」「うまい店」の話のグルメ本とはちがうので、あまり売れないのである。これまで、そうだったから、あまり期待もされていない。ま、おれも、そうは目覚ましい売れ方をする本じゃないと思っている。

ところが、某情報によると、「意外や意外」なんである。出足は、いまのところ好調とか。が、しかし、7日から一部の書店に並びだしたばかりだから、知り合い関係者に早速の支援をいただいるってことがあるのではないか。おれの場合、過去の実績からしても、すぐの失速が予測される。失速、墜落、泥酔。そんなことになる可能性もあるなあ。

とにかく、この出足については、ツイッターとフェイスブックの威力が大きいようだ。そちらでは、いろいろな方が、「買う」「買った」だけではなく、すぐさま感想をツイートしてくださっている。つまり、これまでの雑誌や新聞などで話題になって売れるとは少し状況がちがっている感じはある。それに、いわゆる「書評家」の評と、フォーローしている身近なひとや友達の感想は、またちがうだろう。

「「大衆食堂パラダイス!」遠藤哲夫~読んでる」といった簡単なツイートや。「遠藤哲夫「大衆食堂パラダイス!」をアキバの有隣堂で買って、移動中に読んでいるのだが、リュックの中でもみくちゃとなってもうボロボロ。いずれ買い直ししないとダメかなあ。あ、グルメ本ではないですがいい本です」。「ガツンという感じですね。私も昨日買ったばかりです。望郷食にまいりました」。「まだ少ししか読んでませんが、とても面白いです」。

あるいは、大学の先生らしい方が、「遠藤哲夫さんの『大衆食堂パラダイス!』を購入。パラパラ読みだが面白い。特に、地方から上京してきた人にとっての大衆食堂の意味は、昭和30年代回顧映画よりも真に迫る。学生にも読んで貰いたい」。

「「大衆食堂パラダイス」(遠藤哲夫/ちくま文庫)読みはじめたら停まらない。毎日を生きる根源的なヒント満載の本だなあ。新宿駅BERG好きの方は、上野駅グラミの一節を是非。ちなみに、さばのゆでも売っていますと宣伝を」とツイートしたのは、経堂のさばのゆのオーナー店長にしてスローコメディ広告社の須田泰成さんだけど、この本が売れて、おれがドバイにハーレムをつくれるようにと、書店じゃないのに20冊も仕入れて、お店に置いてくださった。こんな写真もブログに掲載。http://slowcomedy.exblog.jp/16260429/

また、尊敬する大阪の若い料理人の方は、フェイスブックに「遠藤哲夫(エンテツ)さんの『大衆食堂パラダイス!』(ちくま文庫)を早速購入。「気どるな、力強くめしを食え!」と書くエンテツさんは「食べる」とういう根源的な行為を考える場合、決して外せない方。「美食も粗食も踏み越えて、庶民の快食がここにある!」ってオビが素敵です」と書いてくださったり。

みなさん、ありがとうございます。

こんなぐあいに、買った方、読んだ方の感想などが、一日に何件も見られるし、そのそれぞれにはフォロワーや友達の方がいて、たくさんの方が目にしていることになる。まだお会いしたこともない方が多いのだけど、いろいろな方が投稿してくださるので、いわゆるグルメ本じゃないけど、浸透が早いということがあるようだ。

しかし、発売は、まだ始まったばかりなので、失速、墜落、泥酔なんてことがないよう、よろしく~。

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2011/09/06

『大衆食堂パラダイス!』の目次です。

美食も粗食も踏み越えて、庶民の快食がここにある!
『大衆食堂パラダイス!』は、9月10日発行だけど、アマゾンでは明日7日から発売が始まるようです。
大いに、よろしくお願いします。
ってことで、ここに目次を紹介します。本文中に写真71点を掲載。

大衆食堂パラダイス 目次

まえがき

第一章 望郷食堂編 食べればしみじみ故郷

    わが望郷食
    食べればしみじみ故郷の食堂たち
      上京者と大衆食堂
      大衆食堂で望郷食を発見する

第二章 ぶらぶら食堂編(1) 通りがかりの食堂とめしとまち

    ビフテキも大衆めし
    神戸、大衆食堂は街の生きものだ
    街と男とめし
      働く男の力めし
      男と大めしぐいと大衆食堂
      とにかく量が大事よ
      男なら大衆食堂でめしを食え!
    おやじ極楽、安いめしと酒
    北九州の、働く食堂
      働く食堂、働く人々
      名物はないけれど

第三章 ぶらぶら食堂編(2) 大衆食堂の影を慕いて

    悩ましい大衆食堂
    江戸期の残像
    しみじみ、一膳飯屋
    〈食堂余録〉サバ味噌煮を考える
    スチールなランチや定食を考える
    甘味食堂も世に連れ人に連れ
    街道筋いまむかし
    東京笹塚・常盤食堂の大衆食堂歴
    〈食堂余録〉池袋50円均一戦争経験の阿部食堂と豚汁

第四章 追憶食堂編 変わりゆくまちと大衆食堂

    場所の記憶。変貌する戦後闇市跡と大衆食堂
      まちを語り継ぐ大衆食堂
      「平井の母」と慕われて
      上野駅地下食堂街、最後の三店が消えるとき
      上野駅地下食堂街始末。フランス人に言われた残念なこと
    老いと再開発と
      高度成長期を生きた埼玉・与野駅前「泉や」のダンディあるじ
      東京はいつも「開発」だった
    「まちのサロン」竹屋食堂
    松本清張が書いた昭和三十年代の大衆食堂
    〈食堂余録〉六本木食堂

第五章 ウンチク食堂編 大衆食堂の楽しみ

    大衆食と「普通にうまい」。大衆食堂が伝える近代の食事と味覚。
      普通にうまい
      『大衆食堂の研究』の本音
      大正期の公衆食堂のメニュー
      近代日本食の大きな流れ
      拡散する大衆食空間
      大衆食の雑多性と柔軟性
    トラッドな外メシ、大衆食堂の楽しみ方
    〈食堂余録〉もっと深く味わう
    ひとりめし強者

あとがき

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表紙カバー写真=齋藤圭吾さん

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2011/09/05

近頃は年中芸術だらけという感じだが、気になる人たちの作品展。

「芸術の秋」なんていう言葉は、もういらねえよ。という感じで、年がら年中、アートだ芸術だとイベントが続いている。そんなにたくさんのひとが芸術して、よく共倒れにならないものだと思うのだが、日本は、やっぱり「豊か」なのか。その割には、大衆食堂的小額所得ビンボー人が多く、この層と芸術層のギャップは大きくなるばかりという印象もある。昔は、もっとビンボーと芸術は近かったように思うのだが。

そのような状況においてですね、やはり気になる作品展はあるわけです。

まず、四月と十月同人の久家靖秀さんの写真展。きょねんは古墳部長にして帽子作家のスソアキコさんの帽子展示と、帽子を撮影した久家さんの写真の展示というコラボだった。その同じ会場、TIME&STYLE MIDTOWNで、久家さんの写真展「Vertical Archaeology 1」がある。

久家さん写真展は、そのタイトルからして、理屈っぽくてわかりにくそうだが、写真は大丈夫。いや、理屈っぽいのかも知れないが、理屈ぬきで、けっこう楽しめる。ま、そういうことは、いいや。

2011年9月1日より10月23日まで、タップリ。MIDTOWNなんて、こんなときでもないと行く機会がないから、行ってみようと思っている。TIME&STYLEのインテイリア売場が会場だから、家具を見る楽しみもある。たまには、高級感にふれるのもいいね。もっとも、ここは、飛び抜けて高級なわけじゃない。

こちらに案内が。http://www.tandsgallery.com/jp/shop/index.html

で、スソアキコさんはといえば、とてもユニークな「六箔五日展」という作品展に参加。これ、6名のデザイナーが金箔を使った作品に挑む企画らしい。金箔細工といえば、じつに繊細な技術がいるようだが、はたしてスソさんの作品は、どんなものだろう。金箔の帽子なのか?スソさんのイラストを金箔にすると、おもしろそう。興味津々であるが、会期が短くて、9月14日(水)〜18日(日)、浅草LIONビルにて、ということなのだ。うーむ、行きたいが、この間に、行けるかなあ。

こちらに案内が。http://news.suso.biz/?eid=1059833

あと、2011/08/28「わが「断捨離」歴。」で紹介したように、四月と十月同人のミロコマチコさんの、これまたとてもユニークな展示というのか、そういうものがあります。…クリック地獄

よろしくね。

はあ、やっぱ、芸術の秋か、いや、食欲の秋だ。腹が減っては芸術だってできないぞ。ってことで、10日の発売日が迫っている『大衆食堂パラダイス!』(ちくま文庫)を、よろしく~。

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2011/09/03

『大衆食堂パラダイス!』が出来上がった。

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表紙カバーの写真は、北九州市『雲のうえ』5号食堂特集の時の斎藤圭吾さん。戸畑区「まんなおし食堂」→というのは間違いで「えだや食堂」です、のめし。うまそ~。

本文366ページ。写真、おれと斎藤さん撮影の71点。


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2011/09/02

140<1000<

きょうのタイトル、見てスグわかるひとは、ツイッターもフェイスブックもやっているひとだね。

ツイッターが一度に投稿できる文字数は、140字まで。フェイスブックは、1000字まで。ブログは、いったい何字までなのか、いまだ制限にぶちあたったことがないので、わからない。

ようするに、おれも、この3つを「使いこなす」ってことからは、はるかに遠いのだが、ボチボチやっていて、ブログを書いてないときでも、フェイスブックやツイッターに投稿したりしている。

そもそも、フェイスブックは、「「雲のうえ」ファンクラブ」をやるというので、アカウントをとった。

ツイッターのほうは、仕事がらみで必要になりそうだったのでアカウントをとっておいたのだが、大地震で、そのプロジェクトは休止状態。仕方ないから、テキトウに遊んでいる。

「「雲のうえ」ファンクラブ」は、北九州市が発行する『雲のうえ』のファンクラブってことだが、北九州市は関係ない。いわば勝手にファンクラブで、まだ何もやってないにおなじ。このページに、思いつくまま、テキトウに何か書いているだけだ。これからボチボチ何か企画し、やることになるだろう。

で、アカウントをとったついでに、自分のフェイスブックのページ、正しくは何というのか知らんが、そちらの方にも、テキトウに書いたりしている。

その自分の方は、目的があるわけじゃないから、ひどくテキトウである。とにかく、フェイスブックってのは、わからないことが多く、メンドウなので知ろうともしないのだが。

おれとしては、この文字制限がちがうというのは、遊びとしておもしろいかな。今後、フェイスブックの1000字以内ってのを利用した文章の遊びトレーニングもよいかなあ、なんて考えている昨今。ブログは、でれでれ書けちゃうし、ツイッターは短すぎるからね。もちろんブログは続けるけど。

そんなわけで、「「雲のうえ」ファンクラブ」は、こちら。上部にある「いいね!」ボタンは、アカウントを持っていなくても、ポチッできるから、応援よろしく。そこにある、おれの名前をクリックすれば、おれがシェアするページが見られる、はずだ。
http://www.facebook.com/kumonoue.fan

そうそう、『雲のうえ』は、ことし1月に14号が発行になったままだったけど、15号は11月、16号は来年2月の発行が決まりました。

応援がないと、いいものでも絶えてしまうから、ファンクラブで大いに応援よろしく~。

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2011/09/01

日光戦場ヶ原、湯川コース、枯木倒木の原生美術原。

Dscn0372きのうに続き戦場ヶ原は、木道沿いの湯川の風景を中心に。といっても、湯川に沿って木道があるのだが。戦場ヶ原の不思議な景色に、さらに面白みを添えているのが、枯木や倒木だ。

この一帯の湿地は、ほとんど原生に近い自然であり、倒木からは、新しい木が何本も生えて、自然が生まれ変わっていく様子も見られる。つまり倒木は、倒れて、新たな生命を育てる土と肥やしになるのだな。生命の生涯を見るような、原生美術原。以前は、何度かシカと出合ったこともある。

釣り人は、時々見かけるが、いまだ釣り上げているところは、見たことがない。魚影も、いまだ見かけず。かっこいいフライフィッシングの人がほとんどだから、ファッションの楽しみもあるのだろうか。

この日は、15時45分ごろ赤沼から入り、湯川沿いに湯の湖に至るコース5キロ弱の中間点まで行き、また赤沼に戻った。赤沼に帰り着いたのが17時。17時25分の日光行バスに乗った。

中間点あたりまでは、傾斜のない湿原で、湯川はゆったり流れ、木道も平らな廊下を行くようなものだ。中間点を過ぎると、しだいに登りになり、山道も増え、最後の湯の湖への登りは、豪快な湯滝の横の階段のような登りを息を切らしながら登る。

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