筑摩書房PR誌『ちくま』に連載の木村衣有子「もの食う本」は、画期的。
『ちくま』8月号から連載がスタートしている、木村衣有子さんの「もの食う本」は、今回10月号で3回目。全部読み終わっていて、はやくここに紹介したいと思いながら、イザとなると、なかなか書けない。これは、ちょっとそのう、おれが、かつて1970年代中頃、江原恵さんの『庖丁文化論』にであって以来の、「こういうの待ってました!」の興奮なのだ。それゆえ、これはもう、大げさではなく、画期的な内容と言いたい。
で、ここに紹介しようとすると、興奮でドバーッと思いと言葉があふれ、溺れそう、うぐぐぐと脳ミソがつまっちゃうのだ。とにかく、息をしずめながら、少しずつ書く。
毎回、2冊ずつ、「もの食う話の本」を取り上げてのブックレビューなのだが、「ブックレビュー」というより「随筆」と言ったほうがよさそうだ。
まず、これまで木村さんのまな板の上にのった、あるいは鍋にいれられた本をあげておく。
8月号。『女ひとり寿司』湯山玲子著、『鮨』岡本かの子。
9月号。『ふるさとの菓子』中村汀女著、『あんこの本』姜尚美著。
10月号。『おばあちゃんの台所修業』阿部なを著、『私の作る郷土料理』ふるさとごはん会・編。
続きはあとで。
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