路地と人@神田神保町で、トークと泥酔、タクシー帰宅。
以前に告知したように、昨夜は、「路地と人」で「食いもの と はなし を くらう 半酒場 【our table* vol.5】」があり、「郷土料理 ソウルフード B級グルメ」のテーマで、安岐理加さんとおれのトークだった。
http://rojitohito.exblog.jp/14472302/
おれは、冷凍庫のなかに8個残っていた「つつっこ」を蒸かして、新聞紙にくるんで持って出た。18時すぎに路地と人に着くと、すでに安岐さんがいて、料理をしていた。しし鍋やら何かのいい匂い。安岐さんは、小料理屋の女将が似合いそう。テーブルを囲んで座るように、会場設営も終わっていた。
安岐さんのパソコンをプロジェクターにつないで、動画や画像を映す準備もできていた。安岐さんが徳島の、鉄砲もワナもつかわずに猪狩りをやる老人をインタビューした動画が映っていた。おれは、まずはビールをもらい、USBメモリーに八戸と秩父の小鹿野の画像を用意していったので、それを安岐さんに見てもらいながら話しているうちに、参加者がつぎつぎあらわれる。設営した部分だけでは座りきれず、席を足して、始まった。
最初に、安岐さんが、このイベントになったキッカケを話した。そういえば、去年の12月12日に、路地と人で言水ヘリオさんの「『せんだいノート』わいわい」という会があって、そのとき、安岐さんと「宮本常一的なるもの」についてアレコレ話しになり、年末にその続きのようなメールのやりとりをしているうちに話は転がり、このイベントになったのだった。
用意していった、故郷の六日町や八戸や小鹿野の画像を映しながら、あれこれ話は転がる。あいだで、しし汁とつつっこをふるまう。安岐さんのしし汁、これまで食べたことがあり、おれが作ったことのあるしし汁とちがって、里芋が入っていたり、けんちん汁仕立てのもので、とてもうまかった。つつっこも、好評のようだった。
話は、まとまりがないながらも、なかなか自分でもおもしろく、楽しかった。参加者も、出身地が北から南まで、さまざまで、それがまたよかった。時間があれば、もっとみんなの話を聞きたかった。21時頃でイチオウ終わりにして、残れる人は残って飲みながら雑談。おれは酒をどれぐらい呑んだか、ビールのあとワンカップを3つは呑んだ記憶がある。最後は酒も売り切れだったので、焼酎をもらったりした。
22時ごろ、タノさんとシノさんと出て、そばの加賀亭へ。ここはいつも混んでいて入れたことがなかったのだが、うまいぐあいに3人座れた。いざとなればタノさんの所に泊まれるという誘惑を天秤にかけながら呑んで、意志強く切り上げた。たが、宇都宮線の終電はとうに行ってしまい、大宮行き終電の一本前に間に合い、大宮からタクシーとなった。泥酔よれよれ帰宅。
「郷土料理 ソウルフード B級グルメ」のテーマは、とてもおもしろい。安岐さんも今日のツイッターで、このシリーズはこつこつと育てていきたいと言っていた。ぜひ、そうしたい。ここに、『もの食う本』の木村衣有子さんがからんだりしたら、さらに違うおもしろさに転がりそう。
ツイッターでは、kenkaizu@tuchihannmyooさんの「昨日は神保町の「路地と人」のイベントへ。八戸の市場や新潟の定食屋のメニュー、畑の写真などを見ながら、食文化から見えてくる社会の成り立ち・・みたいな。ありそうでなかった視点で面白かったです。徳島産のイノシシ鍋も(^~^#)肉を誰がさばくか。」というつぶやきもあった。うれしい感想。
https://twitter.com/tuchihannmyoo/status/164151336554856448
とりあえず、そういうこと。
主にだが、郷土料理は地域や地理が、ソウルフードは階級が、B級グルメは都市の市場や消費が関係する、というか性格を左右するというか。そんな気がしている。
画像は、もう閉店というころになって、一枚も写真を撮ってないことに気がつき、あわてて「宴の名残り」を撮った。以前にも、どこかで、そのような写真を撮ったが、これはこれで、なぜかおもしろい。これから、意識的に、もっと撮っておこう。泥酔しちゃうと、忘れそうだが。ワンカップの後ろの大きな葉っぱは、つつっこを食べた残骸。
つつっこについては、こちら。
2010/08/26
小鹿野町の〔つつっこ〕。
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