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2012/04/26

来日中のケン・イトウさんと会った。

Dscn0666「おれと同じ1943年生まれの一人の日本人男が、1960年代なかごろ、大学を卒業と同時にアメリカへ渡り、そのまま。永住権を得て現役カウボーイで暮らしを立ている。コロラド州に住んで、もうからない牧場も持っている。名前は、ケン・イトウさん」と、ザ大衆食の「カウボーイめし物語」(http://homepage2.nifty.com/entetsu/s/ken.htm)に紹介してある、ケンさんが先週末から来日していて、今日、都内で会った。

前回会ったのは、いつか、二人とも思い出せなかったので、帰って調べたが、どこかに写真とメモがあるはずだが、見つからない。どうやら2005年か06年のことのようだ。ケンさんは、シッカリ日焼けして、ロディオで落馬骨折手術のあとの前回より、元気そうに見えた。会うのは2回目、前回も今回も、昼の短い時間だったが、なんども長く会っているような感じなのだ。そして、またいつでも会えるような別れ方をした。楽しい充実した時間だった。

ケンさんは、ロディオのほうは引退したそうだ。それは、当然だろう、すでに何度も骨折し、もうトシだからリスクは大きいし、今度骨を折ったら、なかなか治らないにちがいない。

引退記念ということじゃないが、ケンさんがチャンピオンに輝いたころの写真とケンさんのサインがあるTシャツを作ったそうで、いただいた。

前回もそうだったが、今回も、ケンさんは半分はビジネスで来ている。そういうアレコレと、やっぱり、食べ物の話がはずんだ。おれが驚いたのは、アメリカでは想像以上に、「すし」が普及していることだ。

ザ大衆食の「カウボーイめし物語」は、ずっとほったらかしになっているが、最近ではケンさんとのやりとりは、紙郵便から電子メールになっている。そこでも、食べ物の話が多い。ケンさんは食べることが好きなのだ。そういうことも含めて、後日書こう。

帰りの電車で考えた。ケンさんは、おれと同じ年の生まれだが、早生まれだから学年は一つ上だ。慶応大学という、おれなんぞは入れなかった大学を卒業すると、まだ海外渡航もめずらしかった時代に、すぐアメリカに渡り、しかもカウボーイをめざした。その、なぜ、については、まだ話したこともなく、よくわからない。とにかく、国境や地域に関係なく、身体をはって、たくましく食べ、たくましく生きている人との話は、気持ちがよいし有意義だ。

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