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2012/05/29

雨も悪くないダンチュー取材。

昨日は神田界隈の食堂でダンチューの取材だった。16時スタートだったが、その前に一件用を片付け、神保町から歩き、近道をしようと路地を拾って行ったら、見事に間違えて遅れてしまった。でも、まあ、先に撮影をしているので、得に問題なし。この取材は、7月発売の8月号カレー特集のためのもの。

「嵐」といったほうがよい、強い風雨だったが、おれが歩いているときは、それほど雨足は強くなく、あまり濡れずにすんだ。今年になってから、ダンチューの取材は、5月号、6月号に続き3回目だが、いずれも雨にたたられ、それも荒れ模様。しかし、雨は、そんなに嫌いじゃない。とくにいまごろからの雨は濡れても気持ちがいい。取材の度に変わる雨の肌触りに、季節の移り変わりを感じる。

写真の担当は、昨年の12月号ポテサラ特集と5月号肉特集のときと同じ、岡山さん。17時すぎに終わって、編集さんと3人で、岡山さんおすすめの、本郷にある味噌煮込みうどんの店へ。本郷へ行ったのは10数年ぶりだ。路地裏にオシャレな店が増えていて、この店も、そんな一軒。八丁味噌仕立ての土手焼きや味噌煮込みうどん、きしめんのざる、ごま豆腐など、どれもうまいが、おれはカレーライスを食べたあとなので、少しずつつまみながら、銘酒を選んで飲む。そこを出て、帰る岡山さんと別れ、編集さんと駒忠へ。燗酒。帰宅したのは23時すぎぐらいではなかったかと思う。

5月号「サラリーマンのための肉食案内」は、好評だったようだ。とはいえ、ダンチューの場合は、ネタと表現、どっちで好評なのか判断つかない。さらに、文章は、ネタと切り口やテーマのあいだをウロウロしながら書くのであるし。見出しや写真のキャプションは編集さんの仕事だし。もちろん、ダンチュー独特の写真。かなり密な関係で出来上がる。ともあれ、あの文章は、読んだひとは誰もそうとは思わないだろうが、「柿本人麻呂的」をイメージして書いた。こんどは、「啄木的」をイメージしてみようか。とか、考えているうちは楽しいのだが。

最後の写真は、須田町あたり。窓やドアにベニヤ板が張られた長屋は、このあいだからこんな感じだったと思うが。ともあれ、この界隈にあった数軒の古い食堂は次々に姿を消し、取材した店だけになってしまった。

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