牧野伊三夫展、26日まで。
昨日は、年末恒例の、HBギャラリー@表参道における牧野伊三夫展へ行った。
17時から、青木隼人さんとのライブペインティングだったが、これには間に合わず、なんだかんだで着いたら18時15分ぐらい。すでに外まで人があふれ出している盛況。まもなくオープニングパーティーとなり、飲みながら歓談。ついこのあいだ一緒に飲んだ人もいるが、ひさしぶりの人が多い。毎年のことだが、その人たちと話したり、絵を見たりしていると、いよいよ今年も年の瀬、終りだな、という実感がわいてくる。
牧野さんの作品は、ここ2、3年と違う充実を感じた。感想を話し合った人、みな、言い方に違いはあっても、同じように感じたようだ。「今年は、画家らしい作品が多い」という人もいて、じゃあ去年一昨年の作品は、なんだったんだ、やっと画家らしくなったってこと?なーんて突っ込みを言いながら、にぎやかに牧野さんの絵を楽しむ。そんなことができるのも牧野さんの個展ならではの雰囲気だろう。
牧野さんはライブペインティングのとき、頬で絵具をのばすことをやって、顔を洗っても、まだその絵具が頬に残り、シャツにも絵具が着いている状態だったが、それがなんだか様になっていた。最後の挨拶も、充実していて、幸せそうだった。今年で11年、11回目の個展。「来年もやります」と、HBギャラリーのオーナーの方が言って、この先の見えないご時勢に、もう1年後の予定が立っちゃったのだ。一年の終りにしては、幸先のよいスタートではないか。
いろいろあったあとなので、まずは、よかったよかった。という気持で、例年は、このあと近所の蕎麦屋での二次会へ行くのだが、パス。
おれは、ホリオカさん、スソさん、イノウエさんという「3大オバサン」じゃない、「3大やりてばあ」じゃない、なんといえばよいか、ま、ようするに油断ならない女史たちと、渋谷の祖父たちへ行った。まあ、それで、おれの終電ギリギリまで、にぎやかに楽しく飲んだ。ほんと、楽しい人たちです。油断ならないがコワイおばさんたちじゃありません。気持が大らかになりますね。
牧野伊三夫展、26日まで。おれの連載「理解フノー」がある『四月と十月』も、会場で販売しています。『雲のうえ』の最新号も入手できます。
http://hbgallery.com/index.html
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