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2012/12/16

北九州市『雲のうえ』と浦和のアスカタスナ。

002001先日、北九州市発行のフリーペーパー『雲のうえ』を応援するファンクラブ会報誌『雲のうえのしたで』1号が届いた。今年の春ぐらいだったかな?創刊0号が届いたのだが、いよいよスタートらしい。

『雲のうえ』に登場の店や人、あるいは登場してない「ここもいいちゃ!」というところを訪ね、地図や記事にまとめている。今回は戸畑区だ。A3一枚、裏表を上手に使ってコンパクトにまとめ、全部広げると片面が地図で、そこにギッシリ情報が詰まっている。おれが2007年の5号「食堂」特集で取材した店も載っていて懐かしく思い出したが、海岸食堂のように「残念ながら2009年9月に閉店」というのもあった。短い間の町や人の移り変わりも見られるのだな。

おれ用の分を除いても20部ほどあったので、そのうち10部を、浦和のレコード店「アスカタスナ」に置いてもらえたらよいなと思って、木曜日13日に立ち寄った。

東大宮から電車に乗ってアスカタスナまで20分少々。ここはウチから一番近い『雲のうえ』の扱い店なのだ。その存在は2007年ごろから、ネットで『雲のうえ』を検索するとヒットするので知っていた。だけど、近年レコードとは縁がないもので、なかなか訪ねる機会がなかった。

浦和駅東口は再開発でパルコなどができ大きく変わった。ここもひさしぶりで、パルコが出来てから初めてだ。アスカタスナは駅から3分ぐらい、以前のままの商店街、といっても新しい店が増えていたが、その裏通りという感じのところにあった。

001001けっこう大きな、かなり古い倉庫を、そのまま使った店舗が、かっこいい!なかも、倉庫そのままに、たくさんのレコードや古本が、かっこよく並んでいた。ざっくり大雑把に見えるけど、棚は上手にレイアウトされ、レコードや本はカバーをかけられ、整然と並んでいる。レコードや本が好きなんだな、大事にしてるんだな、ということが伝わってきた。

50歳ぐらいだろうか。あるいは少し暗めの照明のなかで老けて見えたかも知れない。男性が一人で店番をしていた。この方が店主だった。すぐ話は通じて、『雲のうえのしたで』を渡しながら、ちょっとだけおしゃべりした。『雲のうえのしたで』を、とてもよろこんでもらった。

帰り、こんな店が北九州にあったら、雲のうえに登場すること間違いない、と思った。これ「雲のうえ的つながり」か。やはり、どんなにネットが便利になっても、直接会うことが大事だな。こういうフリーペーパーを持って歩くのは、そのキッカケになる。『雲のうえ』は、どっちかといえば、出版関係では有名な人たちが編集に関わっていて、有名な媒体にも紹介されてきたけど、目立たないが大事な配布などは、いろいろな人に支えられているのだ。

ところで、絶賛大好評在庫切れ続出の『雲のうえ』、やっと、合本が発行になります。すでに入手不可能な1号から5号までの合本。そのタイトルもズバリ『雲のうえ:一号から五号』。

編集委員、有山達也(アートディレクション)、大谷道子、牧野伊三夫。1号「角打ち」は文・大竹聡、写真・齋藤圭吾。2号「市場」は文・編集委員、写真・長野陽一。3号「工場」は文・編集委員、写真・久家靖秀。4号「島」は文・宮田珠己、写真・立花文穂。5号「食堂」は、写真・齋藤圭吾に文・おれエンテツです。

来年1月末、西日本新聞社から、1365円。なんといっても写真が素晴らしいし、お買い得!アマゾンで予約受付中。…クリック地獄

『雲のうえのしたで』のサイトはこちら。
http://kumonoue-fanclub.net/

応援会費を払うと、『雲のうえのしたで』や雲のうえ編集委員からの手書きの便り(コピー)や缶バッヂなどが届きます。よろしくお願い申す。

その編集委員からの手紙によれば、目下18号の制作が進行中らしい。

浦和の「アスカタスナ」はこちら。
http://www.askrec.com/

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