トークやらうどん打ちやら。
とりあえず、ブログをサボっていた、先月中旬からのこと。メモも少ないから、思い出せること、大雑把に。
1月21日(月)、出版企画の件で打ち合わせ。のち王子の山田屋で飲んで帰宅。22日(水)18時、上野の大統領で黒川さんと待ち合わせ飲む。20時半頃、会議が延びている野本さんと早く落ち合うため渋谷の祖父たちへ移動。23時ごろ終電のため一足お先に失礼泥酔帰宅。25日(金)ダンチュウ担当さんと新宿ベルクで待ち合わせ。担当さん遅れる間にビールを3杯目お替りして飲んでいたら、恩田えりさんが入って来て、まさかの偶然に2人で驚く。21時近く、担当さんあらわれ、みのるで打ち合わせ。うどん打ち弟子入り取材をやることに。終電で泥酔帰宅。31日(木)ダンチュウうどん弟子入り取材1日目「麺打ち」。宮前平14時待ち合わせを14時半と間違え、しかし早めに出たので15分遅れですんだ。うどん打ち実習やりながら取材。夕刻終了。のち高円寺の弟子入り先へ下見というか、泥酔帰宅。
2月3日(日)、わめぞの「みちくさ市プレイベント」ってことで『みんなで決めた「安心」のかたち』出版記念トーク。13時半から17時まで。ホストは著者の五十嵐泰正さん。1部のゲストは開沼博さん、2部のゲストはおれ。1部と2部の間に、『みんなで決めた「安心」のかたち』にも登場した自然農園・レインボーファミリーの笠原さんご夫妻の「農家という生き方」のトーク。会場外では、笠原さんの野菜の販売もあって、おれも評判のよいカブを買った。定員90名が一杯になる盛況。開沼さんも笠原さんも素晴らしいトークのなか、まいどのことながら、おれは大雑把なとりとめのない話しを終える。のち、打ち上げ飲みにも参加、最後はカラオケやって泥酔状態で帰宅。
5日(火)ダンチュウうどん弟子入り取材2日目「天ぷら」実習、新宿で15時から。終わって帰宅。6日(水)ダンチュウうどん弟子入り取材3日目「つゆ」実習、高円寺13時から。そうそう、この日は、雪になりそうな雨だった。16時頃、これにて取材すべて終了。中野へ移動、2軒ハシゴ、泥酔帰宅。
とにかく、今回の取材は食べるだけじゃなく「実習付」で3日間だから疲れた。しかも当初10ページの予定が13ページに増。しかもタイトルが「エンテツ「うどん食堂」本日開店」だ。グルメライターでもないおれなのに、いいのか。ま、いいってんだから、面白がってやっていたが、原稿書くのが大変だった。レイアウトが出たのが12日で、それにあわせて書き出したが、レイアウトに変更があり、15日(金)ギリギリに仕上げ、19日校正というギリギリギリ進行。
でも、料理を食べて書くのではなく、作って書くのは面白い。厨房に立つのも好きだし。ひさしぶりに業務用厨房の中を動き回って、うれしかった。料理について、考えることや書きたいことが、たくさんできた。
やはり料理は作ってこそだ。ってんで、原稿書くには、お店で習っただけではダメなので、自宅でうどん打ちの「自習」をやって原稿を書いた。麺もつゆも、教わったとおりにやってみると、驚いたことに、ほんとうに、うまく出来る。もちろん、お店のまんまにはいかないが、驚くほどうまくできた。ウチの台所で打っているところと、ツルツル輝くピチピチ出来上がりのうどんの写真を掲載しておく。
特別の材料を使うわけではなく、スーパーで買ったものばかり。ほんと「ありふれたものを美味しく!」「気取るな力強くめしを食え!」のまんまで、そのように原稿を書いた。これまでおれがダンチュウに書いた文章も、グルメな話しは出来ないから別の書き方だったけど、今回は、ありふれたものを美味しく食べる気取らない料理の楽しさや面白いところに切り込めたと思う。3月6日発売。買って作ってみて。
はあ。それで、この間に、東京新聞の連載「大衆食堂ランチ」の原稿と校正、初めて締め切りに間に合わなかった『四月と十月』の連載「理解フノー」の原稿を終えた。ほかに、2つ企画が進行し、一つは、まもなく姿をあらわすところまできた。もう一つは、面白いことをやるのだが、まだ固まってないところがある。
去る18日(月)は、古墳部活動を、スソアキコさんと瀬尾幸子さんと。これはNHKの番組のためだったのだが。その件は、また。今日は、これまで。まだいろいろあったような気がするけど、ほかに、何があったか、思い出せない。
最初の写真は、柏の自然農園・レインボーファミリーの笠原さんご夫妻のカブです。
そうそう、『みんなで決めた「安心」のかたち』について、荻原魚雷さんがご自分のブログ『文壇高円寺』に書いている。素晴らしい。ぜひご覧ください。
http://gyorai.blogspot.jp/2013/02/blog-post_14.html
この本は、色目でみれば、「文芸系」ではないだろうから、そちら系の方の感想などは、あまり目にしないのでサミシイのだが、「文芸系」の方には是非読んでほしい本だと思っている。というのも、この本に書かれた「安心」のもとになる「信頼」は、まさに「言葉」の問題でもあり、柏がホットスポットになった頃は、柏の人たちだけではないが、「言葉」をめぐって、不信と亀裂を深め傷つけあっていたし、そこから言葉を使って信頼を築いた話しがこの本なのだから。つまり、言葉で問題が先鋭化して、言葉で解決の糸口を見つけた。この本には、言葉と文芸の本質に関わることが記されている。言葉は、ほんと大事だなあと思う。
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