読売新聞「食堂紀行」そして17日の古墳トーク@東京カルカル。
新聞とってないし読む機会がないから知らなかったけど、先日野暮連の男に、読売新聞で「食堂紀行」をやっている、Webでも見られると教えてもらった。
読売Webサイトで「食堂紀行」を検索すると、ありました。これです、これ。
http://search.yomiuri.co.jp/index.html?q=%E9%A3%9F%E5%A0%82%E7%B4%80%E8%A1%8C
「地元の人に愛され、交流の場になっている食堂が全国各地にある。店の名物料理を味わいながら、土地の人々の人情にも触れることができる。そんな魅力的な食堂を訪ねる旅に出た」ってことで、1回目が、「復興へ大盛りで応援」のタイトル。
「福島県三春町にある「石井食堂三春店」は、仮設住宅に隣接するプレハブで営業している。この仮設住宅には、東京電力福島第一原発事故で全村避難している同県葛尾(かつらお)村の村民が暮らす。店主石井一夫さん(57)も村民。この仮設住宅に家族で生活している。/ 石井食堂は葛尾村唯一の食堂だった。創業50年近くになる。だが2011年3月の震災で営業休止を余儀なくされた。同年11月にようやく再開できたが、場所は仮設住宅内。「三春店」としてだった」。
2回目は、「「さば煮」で若者は腹いっぱい」のタイトルで、「京都市北部、世界遺産・上賀茂神社の近く。「さば煮 食堂 今井」の暖簾(のれん)が揺れる小さな店に、連日多くの人が列をつくる」。ご存知、有名店。
そして4回目の関西も、「「仙人」が炊く自慢のご飯」のタイトルで、やはり、これはもう、「超」がつくほどの、ご存知有名店の「銀シャリ屋ゲコ亭」だ。あのオヤジさんが登場しています。82歳!
おれは、3回目の「懐かしいデパートの楽しみ」の文章が、よく雰囲気が出ていて、すごく愛着を感じた。
http://www.yomiuri.co.jp/otona/news/20130430-OYT8T01512.htm
「岩手県花巻市には懐かしい食堂が今も残る。訪れたのは、マルカン百貨店の6階。エレベーターを降りると、目の前が「大展望大食堂」だ」。
ああ、いいねえ。この店名からしてよいし、「大展望大食堂」という名称もよいなあ。
そこで記者が食べたのが、「ナポリカツ(550円)。スパゲティナポリタンのケチャップが、トンカツに絡まってうまい」。ようするに、トンカツのっかりナポリタンだ。この、テキトーさ加減が、いいねえ。
ナポリタンも日本的テキトー食だと思うが、その上に、トンカツという、これまた日本的テキトー食をのせる。気取らない食べ物だ。
これで、おれは、新橋ボンヌッフのハンバーグナポリタン(正式名称は違うかも知れないが)を思い出した。あそこへ行くと、たいがい、これを食べているんだよね。それも、黙々と食べている男が多い。のっかるものが、ハンバーグとトンカツの違いはあっても、ココロは同じだろう。
それはともかく、そして、記者は、デザートにソフトクリームを食べる。
「ソフトクリームを見て驚いた。高さ25センチほどある。これで150円。ウエートレスの菅野多美子さん(47)は、「うわっと声を上げるお客様も多いんですよ」と教えてくれた。/巨大ソフトクリームは、なぜか箸で食べるのがここでの流儀だ。側面から、箸でそぎ取るように食べる。みな真剣な様子だ。記者も挑戦。こぼすことなく食べ終え、ほっとした」。
いやあ、情景が目に浮かびますね。そうなのだ、大衆食というのは、即物的に腹を満たすようなものでありながら、その場所にしかない楽しさ、つまり、うまさがこもっているのだと思う。そこのところが、よく書かれていると思ったのだ。
署名記事で、1回目と、この3回目のマルカン百貨店の食堂を書いたのは、崎長敬志記者。
この方は、署名記事ではないが、以前、[いとしの古墳]の1回目「謎に興奮、ロマンに夢中」で、古墳シンガーソングライターのまりこふんさんを取材したり、おれも登壇した「都内のイベント会場「東京カルチャーカルチャー」で開かれた「古墳でコーフンナイト!」」も取材して記事にしてくださった。その記事も、読売Webサイトでご覧いただける。
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=37576
で、最後は、宣伝になるが。来週にせまった、17日金曜日は、東京カルチャーカルチャー@お台場で、「古墳にこーふんナイト ~まりこふんの古墳ソングお披露目&奈良・群馬高崎の古墳めぐり旅~」がある。
おれも登壇予定で、まいどのことながら酔って、チョイとタイトルからずれたことを話すかも知れないけど、きっと面白い刺激的な内容になるはずだ。関東の古墳とオオカミの護符、てな感じかなあ。
ま、とにかく、よろしくね。お台場の古墳トークで会いましょう。詳細と申し込みは、こちら。
http://tcc.nifty.com/cs/catalog/tcc_schedule/catalog_130412204227_1.htm
こうして、本日のブログは、読売新聞の「食堂紀行」から「古墳にこーふんナイト」へ無事につながったのだった。
| 固定リンク | 0