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2013/05/14

「懐かしさ」の不思議。

古い話しだが腐るほど古くはないと思う。このことは、忘れないうちにメモしておきたいと思っていた。

例年、12月の上旬ごろに開催の清龍酒造「新酒祭り」だが、今回は、昨年末をとばして、今年の3月23日(土)と3月24日(日)の開催だった。

前回は都合悪くて参加してないから、久しぶりの参加だった、23日、蓮田駅に、13時30分集合だったかな。

野暮連の、コン、シノ、タノ、あ~名前なんだ、ド忘れで思い出せない、スペインだからスペとしておこう、それに、これは本場のドイツからの旅人男2人という顔ぶれだった。

途中の話しは、簡単にする。とにかく飲んだ。なにしろ、清龍酒造「新酒祭り」は、入場無料の飲み放題の太っ腹の祭りだ。そのうえ、ドイツ野郎2人が一緒だったから、日本人は、ガイジンにヨワイ、無駄に優しく親切だ。いやいや、それどころじゃない、この2人は、まだ20代で、美男だったから、それはもう、旅の恥はかきすてみたいな日本オバサンが、ガイジンと見ればガイコクにいると思ったのか、もうすごい、酒を持ってせまりまくる。ドイツ野郎の胴に腕を回して、離さないわけですよ。こらあああ、ホストクラブじゃないんだぞ!と、やっかみ半分の、まったくモテルことを知らない、おれを除く野暮連は、そのそばで、おこぼれちょうだいにあずかり、いいじゃん、みんな楽しいのだから。と、最後まで、飲みました。まあ、どれぐらい飲んだのだろう。

それから、蓮田駅にもどった。ここからです、この日のドラマは。蓮田駅のホームに、チョイとスレンダーな白人の美女が一人いたと思ってください。たぶん30歳弱ぐらい。

その女子と、ドイツ人がペラペラやりながら、同じ電車、つまり、われわれはこれから大宮へ行って、いづみやで飲もうということだったのだが、その電車に乗った。しかも、大宮で彼女も降りて、一緒に改札を出た。

あとでわかったのだが、彼女は、その日は桜めぐりをしていて、蓮田の桜を見たあと、大宮の氷川神社の桜を見るつもりだったらしい。それで、われわれと一緒に降りたのだが、われわれは、そうは思わない。トウゼン、誰からともなく、「どう、一緒に飲まない?」となった。すると、彼女は、二つ返事でOK。

そのときの男たちのよろこびよう。目に浮かぶでしょ。書きますまい。でも、これは、若い美男のドイツ人2人がいたからこそでありましょう。

それで、話しは、ここからです。

いづみや第二支店に、ちょうど座れる席があった。やれやれと落ち着いた。座って、お互いに自己紹介などして、落ち着いたあと、彼女が、「うわわわ、なつかしい~」と言いながら、スマホでいづみやのメニューの札が貼ってある壁などを撮りだしたわけですよ。

「え~、なんで、あんたが懐かしいのよ~」。だって、彼女は、アメリカはカルフォルニアの女で、もうカルフォルニアの女という感じで、明るい太陽のようだったけど、初めて仕事で日本に来て3年目だった。日本語は、かなり堪能。なにしろ、公立中学で英語を教えているのだから。

それにしても、いづみやで「懐かしい~」って、いったいどういことだ。カルフォルニアには、懐かしい昔に、こういう店があったということなのか、そんなはずはないよな。とか、突っ込んでも、彼女は、「懐かしい~」と言いながら、バチバチ写真を撮ったのでした。

その後は? うふふふのふ。いやあ、いい女子でした。しかし、「懐かしさ」って、なんだろう。

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