上野の大統領のち東大宮のちゃぶと太郎をハシゴ、泥酔記憶喪失帰宅そしてやまだ農園の「やさいはんず」。
昨日は、15時半に上野の大統領支店で、須田泰成さんと待ち合わせ。また新しいプロジェクトが動きだす。ほんと、須田さんは精力的だ。ま、40代で脂がのっているころだからね。それにしても行動的、おれのようなジジイは、声をかけてもらえるだけでもありがたく、必死でついていっている。とにかく、ガンガン飲みながらしゃべり、19時過ぎまで。
かなりよい気持ちで宇都宮線に乗り、ついでに、先日、南陀楼綾繁さんに聞いた、北浦和でブラボー川上さんが始めた酒場へ行ってみようかと、途中下車。ブラボー川上さんは、藤木TDCさんと『東京裏路地〈懐〉食紀行』を書いた方。以前におれが北浦和に住んでいたころ、よく利用した商店街に実家があって、ブックカフェあんど酒場のようなものを始めたらしい。
酔った頭でも、酒場はなんなく見つかった。戸が開け放たれていて、長い暖簾のような布をわけると、あまり大きくない店内は、満席。見るからにブラボー川上さんの父上とわかるひとが、片隅に立っていて、「おーい、お客さんだよ」というと、その父上にそっくりのブラボー川上さんが奥から顔を出し、料理でも作っていたらしい忙しくあせっている感じで、「すみません、満員なもので」という。ま、見ればわかることなので、では、またといって引き上げた。チラッとだったが、外観も中も、全体の空気も、〈懐〉食紀行に登場しそうな店だった。ついでに、志げるが元気でやっているかを確認し、東大宮にもどった。
そのまま帰ればよいものを、足がちゃぶに向かう。カウンターに顔見知りの常連が2人。盛り上がって飲み、ボトルから、なんとかという焼酎までご馳走になって、すっかり酔った。これで帰ればよいものを、駅を東口から西口へ渡ったら、足が太郎へ向いてしまった。すると、カウンターには、一週間前、先週の金曜日に初めて会った若いカップルがいるではないか。彼らは、このあいだ太郎に初めて来て、すっかり気に入ったらしく、ボトルを入れて飲んでいた。やあやあと盛り上がる。
ここで、記憶がなくなる。何を食べたか、何を飲んだか、まったく思い出せない。
今朝起きたら、ベッドのなかだった。ところが、ところが、外で酒を飲んでの泥酔記憶喪失帰宅は、めずらしくないのだが、今年になってからの異変は、家にたどりつくと、玄関をあがったところや、そこに続く部屋の床で寝ちゃうことだ。ベッドのある2階まで上がらないらしいのだ。
すると、家人が起こして、おれは起こされて、自分で2階のベッドへ移動して寝るらしいのだが、それすらも覚えていない。朝起きるとベッドのなかだから、泥酔記憶喪失でも、まっとうにちゃんと行動し寝たと思っている。
そういうわけで、昨夜は、ついに証拠写真を撮られてしまった。なぜか、手をアゴにあて、なにごとか考えこんだ様子で寝ている。そう、近頃は、考えることが多く、泥酔で寝ているときまで考え込んでいるのだ。
それはそうと、今日は、ひさしぶりに、運よくというべきか、近くのやまだ農園の「やさいはんず」がやっていて、ナスとトマトを買うことができた。とれたての野菜は、とにかくうまいですからねえ。今夜は、これを食べる。
その前に、「東大宮往来者」に、このやまだ農園のことを書いた。「やまだ農園の「やさいはんず」のナスとトマトを買った。」…クリック地獄
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