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2013/11/21

一昨日深夜「荻上チキ・Session-22」のち朝までカラオケどんちゃか。

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一昨日19日は、「荻上チキ・Session-22」に出演のため、夜23時20分にTBS放送センターに着かなくてはならなかった。TBS放送センターは、以前に2度、「はなまる」のビデオ撮りのため行っている。今回は、チョイと早めに出て、赤坂見附から山王下交差点を曲がって行くコースを歩いた。

赤坂見附周辺は、安売り店やファストフーズ店が多くなっていておどろいたが、山王下から一ツ木通りのあいだに、キャッチのおねえさんたちがたくさんいて、もっとおどろいた。歩いていると、いきなり腕をからませてきて「3千円できもちよくなれるよ、どう」とかささやくのだ。感じのよいおねえさんだったけどな。振り切って、放送センターへ。

017001人気はなく正面入口は閉まっているから横の通用口で受付をして、エレベーターに乗りラジオ放送階の第7スタジオ。メールでやりとりしていたディレクターさんが出迎えてくれて挨拶。すぐに打ち合わせ。といっても、台本らしい台本はなく、ぶっつけ本番だから、流れを聞くだけ。ディレクターさんの話から『大衆めし 激動の戦後史』をシッカリ読んでくださった様子がわかり、うれしかった。プロデューサーさんとも挨拶。

今日のニュース10本の中から、1本選んで一言コメントをいうことになっているので、その1本消費税がらみを選ぶ。

なんと、ディレクターさんは、豚汁ぶっかけめしを作っている最中で、これを番組の後半のアタマで出すのだと、打ち合わせがすむと、台所らしい方へ消えた。

番組のタイトルは「日本人の家庭料理の歴史と未来」とカタイけど、24時からのミッドナイト・セッションは「リラックスした雰囲気」なのだそうで、トークの入り口はぶっかけめしのことなのだ。

スタジオ内に進行中の放送が流れているが、秘密保護法をめぐって国会議員が出演しているらしい、荻上チキさんがなにやら面倒な話を捌いている。そういえば秘書らしい男が2人、おれの近くのテーブルで黙って座っている。このあとにおれが出てぶっかけめしの話を始めるわけだ…。世の中、そういうものなんだなあ。

番組放送中に、おれがリクエストしてあった曲を流すことになっていた。おれが選んだのは、遠藤賢司さんの「カレラース」、鈴木常吉さんの深夜食堂のテーマ「思いで」、三波春夫さんの「チャンチキおけさ」だった。このうち3曲目は、トークがはずんで時間がなくなったらカットされるということだった。

前の番組が終わり、偉そうな国会議員たちが出てきた。24時になって「カレーライス」が流れている最中になかに入り、荻上さんとアシスタントの南部広美さんと挨拶、席に着く。

ってえことで、あとは、怒涛のごとく。40分の生放送は初めてだったが、あいだでけっこうCMが入るし、音楽も流れるから、実質は30分ぐらいだったか。

前半は、ほとんどぶっかけめしの話で終わった。ニュースのコメントは、一言いえばよいということだったが、この番組は荻上さんで動いているわけなので、かれが気になったのか、一言で終わらず、なんだ一言じゃないのかよと思いながら、消費税のことで盛り上がった。

後半が始まると最初に、ディレクターさん作の、豚汁が出た。うまい、うまし、だけど、豚汁食べながらじゃ話せないよね。zzzすする音が流れ、このまま後半もぶっかけめしになってしまうかと思ったが、そうはならず、そうはさせず。ぶっかけめし下品論から日本料理や和食のヘン、『大衆めし 激動の戦後史』の内容にふれる話しに。

どんどん話は盛り上がり、食品偽装の話までいかないうちに時間、「チャンチキおけさ」もカットになり、時間ギリギリまで話して無事に終わった。楽しかった。

ちょうど24時50分、記念撮影をして、退出。

この放送の後半部分、ちょうど盛り上がっているあたりを、「Session 袋とじ,ポッドキャスト」でお聴きいただけます。
http://www.tbsradio.jp/ss954/2013/11/20131119session.html

用意していただいたクルマで、朝まで飲み明かすため、四谷3丁目のスナックへ。東陽片岡さんが週に3回だったか4回、0時から5時までカウンターに立つと聞いていたのだが、ほんとうに東陽さんがいた。ゴールデン街のマチュカバー以来だ。

019001野暮連の3人がすでに飲んでいた。ここで携帯ラジオで放送も聴いていたとか。早速、飲む。2時ごろになって、さらに男が1人あらわれた。いつしかカラオケ大会になった。東陽さんも一緒に飲んで歌った。ようするに東陽さんもいれ野暮男6人で朝の5時を迎え、帰ってきたのでした。色気のないスナックだったが、東陽さんは愉快だし、楽しかった。朝まで起きていられるか自信がなかったが、無事に飲み騒ぎ通した。まだ、やれる?

21日発売と告知した、『かつお節と日本人』(宮内泰介・藤林泰、岩波新書)の書評が載っている週刊文春は、昨日20日の発売でした。よろしく~。

『かつお節と日本人』は、ぜひ読んでください。生産と流通のネットワークから切り離されたところで、うまいマズイだの偽装だのホンモノだのと言っているのではなく、消費者としてどうネットワークにコミットしていくべきか、いろいろ考えさせられる「かつお節ネットワーク」の話です。

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