明日3日は、朝10時から文化放送「くにまるジャパン」で、生活料理の白熱トーク!
今年も、素早く2月になってしまった。
去る1月28日は、朝9時から、ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー」に生出演した。8時半に有楽町のスタジオ入りってのが、しんどかったが、トークは快調だった。ニュースをはさんで45分頃まで、垣花さんと、大いに盛り上がった。
前半20分ぐらいは、ほとんど大衆食堂の話。おれがナゼ大衆食堂に特別の興味を持ったかのことから、都内の、個性それぞれの人気の大衆食堂を3店を取り上げて、大衆食堂の魅力をおしゃべり。
大衆食堂というと、よく「昔はよかった」話になりやすいが、おれはそうではない。垣花さんも、安直に「昔はよかたね~」にならない。それで話がやりやすかったということもある、イマを生きるめしとして、楽しく真剣に語り合うことができた。
そもそも、そのときも話しになったし、『大衆めし 激動の戦後史』にも書いたりしているが、おれが大衆食堂に特別の興味を持ったのは、70年代に「生活料理」に出合ったからなのだ。おれがいつもキャッチフレーズに掲げている「気取るな、力強くめしを食え!」「ありふれたものを美味しく食べる」の文化に、興味があるからで、これは昔話ではない、大衆の生活に連綿と生き続いている文化なのだ。あの食堂、あのめし、あのおかず…。
ってことで、大いに盛り上がり、前半のあと、リスナーの方からのメールなどによるお便りを待つあいだニュースや雑談。後半の10数分は、その便りにコメントをしたりして、おれの著書の話しになった。しかし、もう時間がない、垣花さんが、「これはもう一度来てもらわなくては話が終わらない」で、時間切れ。楽しい、大衆めしでハッピーな時間だった。
終わってからも、垣花さんがゼヒまた来てくださいとおっしゃり、担当のディレクターの方とは『大衆めし 激動の戦後史』の第6章「生活料理と野菜炒め」考」だけでも十分話しになりますね、などと話しあった。タイミングがあえば2月中にもう一度出演してもらえないかということになっている。
さてそれで、明日3日は、文化放送「くにまるジャパン」の朝10時過ぎから「ラジオ白熱教室!」に生出演。約20分なので、あまり時間がないから、「生活料理」について絞って話すことになりそうだ。
「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録され、「文化遺産」けっこうなことだけど、インターネット上にも「「和食」の無形文化遺産登録を手放しで喜べない理由」といった記事があるように(http://diamond.jp/articles/-/44360)、「和食」と「日本料理」と「家庭料理」のあいだが、あらためて見直されたり論議になっている。
これは、『大衆めし 激動の戦後史』にも書いている「日本料理」の歴史と「二重構造」が関係することで、そうは簡単にスッキリ解決はしない。だけど、まあ、働き生きるための「大衆めし=生活料理」は、日々行われているのである。その生活料理について、もうちょっと考えてみようってことだね。
『大衆めし 激動の戦後史』が10月7日に発売になってから、ラジオ出演は、11月19日のTBS「荻上チキ・Session-22」があった。普通は3か月過ぎると、新刊としては忘れられていく頃なのだが、今回は、チョイと動きが違うようだ。ま、おれの本は、地味な生活のことだから、じわじわゆっくりとですね。
なにはともあれ、明日の、生活料理白熱トーク!よろしく~。
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