ひさしぶりに渡辺勝のアルバム「ミナトの渡辺勝ショウ」は、ほんとーに、すばらしい!
きのうは、浦和のアスカタスナへ行って、「ミナトの渡辺勝ショウ」を買った。数日前に、ツイッターを開いたら、ちょうどアスカスタスナのますやまさんが、「ミナトの渡辺勝ショウ」が入荷、とツイートしていたので、すぐ予約しておいたのだ。
渡辺さんが、野毛のあたりで、ライブをやっているのは、知っていた。気になっていたのだが、近頃は、入谷のナッテルハウスで渡辺さんがライブやるのにも、出かけていく根性がなくなっているのに、横浜までは、とても決心がつかなかった。
そのライブから、このCDがまとまったのだ。これはもう、ゼッタイに買い、と決めていたら、なんと都合のよいことに中古レコード店のアスカタスナさんでも扱っていたのだ。
いやあ、ひさしぶりに渡辺さん、やはりすばらしい。今日は3回ぐらい聴いて、いまも聴きながら、書いている。おれが好きな「白粉」も「君をウーと呼ぶ」も収録されている。
歌声もちろん、ギターもピアノも自由自在。一段と「磨きがかかった」っていう軽い感じではなく、一段と腰が据わってきた、というべきか。奥行きと広がり…どっしりと、そして霧のように漂う、存在感。
こういうライブをやってCDにまとめた野毛も、すばらしいね。これぞ、港町横浜のエネルギーか、CDを聴いていると野毛が彷彿、行きたくなってしまう。
プロデュースは、三沢洋紀さん。CDに収録の曲のライブの会場となった店は、2013年3月8日「喫茶みなと」、同年12月6日「日ノ出町シャノアール」、2014年3月7日「旧バラ荘」。
三沢さんは、こう語っている。
「ディープYOKOHAMA、漆黒の酒場にて、永遠の友「酒」と一緒に、僕は勝さんの歌が聴きたかったんだ。」
「揺らめくろうそくのような歌やピアノ、時に激しくつま弾くギターの音や、勝さんの存在感や息づかい、それらと酒場の相性はバッチリで、白と黒の水墨画のようなブルースアルバムが生まれたんじゃないかとおもっている。」
「酒場にて、はかなくてやさしいブルース/うたのドキュメンタリー。」
まさに、このとおり。
渡辺勝さんのライブに行ったのは、いつが最後か、当ブログで調べてみた。とにかく、東大宮に引っ越して、ますます都内が遠くなって5年のあいだは行ってない。どうやら、これが最後だったようだ。
2007/02/27
「入谷千束ウロウロのち渡辺勝に酔いしれる」
北浦和クークーバードあたりでライブをしてくれると、行きやすいのだがなあ。
ってことで、きのうはアスカタスナから歩いて北浦和クークバードへ行ったのだ。すると、クークーバードのコウヘイさんも、すでにこのCDを入手していた。アスカタスナのますやまさんのツイッターを見て、すぐチャリで買いに行ったのだそうだ。
きのうのクークーバードはライブのない日で、飲みながら近所のお客さんたちとのんびり話しをした。
そうそう。先日、クークーバードでは、原田茶飯事さんのライブをやったそうで、コウヘイさんが、原田さんがおれのことを知っていて、しかも一緒にトークライブをやったことがあるなんて、と驚いていた。どう考えても、トシだけじゃなく、キャラクターも正反対という感じだし、2人で一緒になんてありえないですよね、と。ははは、そうなんだよねえ、そこがおもしろいんだよね。こんどクークーバードで原田さんがライブをやるときは、行こう。
生ビール2杯とキンミヤをロックで3杯飲んだら、けっこう酔って、それから狸穴へ。
狸穴も、にぎわっていた。何度か会っているエチゴ出身の20歳代の青年M男さんもいて、あれやこれやおしゃべりしながら、ホッピー。かれは希望の職場ではなかったが、希望の職種について、元気よく過ごしている。気になっていた同郷のH女さんは、この春大学卒業後、派遣の仕事をやりながらの就活だったが、さいたま市内の会社に決まって勤めだしているとか。希望の職種ではなかったが、地方出身者は、帰れないかぎり、まずはこちらでの生活を安定させる場所が必要だからなあ。
これからの若者の人生、これからがあまりないおれの人生とか、ようするに泥酔記憶喪失帰宅だった。
ブルースだよ人生は。
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