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2014/07/03

可能性がうごめく『Meets』から目が離せない。

転形期の「娑婆の動き」ってのは、ハイカルチャーやマスコミからわかるってものじゃないんだよね。

011毎号、 ご恵送いただいていて、以前は、よく当ブログで紹介もしていたが、ここのところサボりがちだった、京阪神エルマガジン社の月刊誌『ミーツ・リージョナル』。

もちろん毎号おもしろいのだが、最近とりわけ目が離せなくなっている。なんだか、なんてのか、成熟度が増していて、おもしろいのはもちろん、近頃「多様化」と「成熟化」が気になっているおれとしては、いろいろ刺激になり、考えることが多いのだ。

とくに大幅なリニューアルをしたわけではないが、あちこち変わってきて、気がついたら、以前より格段に充実している。というか、やはり大阪が多様化と成熟化のなかにあって、その「まち」と、ちゃんと呼吸しながら、自ら成長し成熟しているのだろう、とか思うのだが、先月号と今月号で、とくにそれを感じた。

先月7月号の特集は「自慢したくなる京都の酒場。」であり、いま発売中の8月号は「気持ちのいいバー。」。この特集のおもしろさは、タイトルの「自慢したくなる」「気持ちのいい」に、すごくよく表現されているのだが、おれが、なんだかこの雑誌ひとかわむけそう、エロうおもしろくなった(おれは近頃「エロ」という言葉を使うが、これ「成熟」のこと、成熟するとアオっぽさがとれてエロっぽくなるでしょ)、と思ったのは、「特集で売る」のではなく、レギュラーページを含めた「雑誌としてのおもしろさ」が、エロういい感じなのだ。とくに、コラムのような短いエッセイのような連載が、うまい酒とアテの関係のように、きいているのだな(特集が酒なら、連載はアテ)。

こうなってみて、やっとわかったおれだが、この雑誌の特徴は、簡潔にいうと、、「ひさうちせんせのちょっとHの学校」と、松本創さんの「ニュース斜め読みのススメ」という二つの連載にあるのだ。

ひさうちせんせのは下ネタであり、松本さんのは時事ネタの範疇だろうが政治に勢いよく突っ込む。こういう「健全」な「まち雑誌」で、下ネタと時事政治ネタを、上手にこなすページがある、そこに、そもそもこの雑誌の編集のすごさがあるのだと、近頃やっと気がついた。ここに、多様化と成熟化の可能性の根があったのだ、と。エロと政治を上手にこなせなくては、成熟した大人になれない。

それはともかく、「気持ちのいいバー」は気持ちがいい。読みごたえがある。新しいバーの動向をとらえても、ミーツの場合は、小ざかしく「トレンド」や「マーケティング」に転がることがないのが、またよい。

時間がないから、今号でうれしかったのは、「竹内厚の 途轍もヘチマもない 第14回」に「釜ヶ崎芸術大学(釜芸)」が取り上げられていたこと。それをけん引するココルームが登場していることだ。主宰の上田假奈代さんも、元気のようで、うれしい。假奈代さんは、「私が考えるアートという表現は、関係性をほぐしたり、逆転していくところが面白いと思っていて、釜ヶ崎は支援される街だと位置づけられているけど、これを逆転できないかなと」。いいことおっしゃっている。

それから、インタビューには、峯田和伸が登場だ。この夏は、舞台に初挑戦。

急いで書いたから、あとで加筆や訂正があるかも知れない。

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