明日まで!スソアキコさんの帽子展「ニュー山高帽」へ行って来た。
先週17日金曜日、帽子作家スソアキコさんの帽子展「ニュー山高帽」へ行って来た。2年ぶりぐらいの帽子展になるのかな?すっかり元気になったスソさんの、いつものように見て被って鏡を見たり写真を撮ったり、楽しい帽子展だった。
山高帽ではないニットの帽子で気に入ったのがあり、迷った結果、飲み代が~と思ってやめてしまった。で、おれが買ったのは、古墳部長スソさんも登場する、別冊太陽の『楽しい古墳案内』だったのであります。とてもよくできた本。
黒いシルクハットのようなものは、じつは一枚の布ではなく、テープ(たぶんレースのテープ)をミシンで縫い合わせたものだそうだけど1ミリずつぐらいずらして縫っているものでミシン目がわかならい、もう神業。カチューシャのほうは、同じテープを、ずらして縫う間隔が少しばかりあったので、よく見るとミシン目はわかるけど、それにしてもどうやってミシンで縫うのか、まったく想像がつかない。
これができる人は、1人しかいなくて、後継者がいないから、この技術は途絶えてしまうのだそうだ。それに、このテープはスイスでつくられているのだけど、これももうつくられなくなるとか。高い技術はあっても、食べられなくて、「つくる」ことが後退していく動きが、ここにも…。そういう貴重な展示もあった。
「アヴァンギャルドにして実用的」というスソさんの帽子は、ユーモアもある。山高帽だから、テッペンを山の形にしてしまい、春、夏、秋、冬の色でデザイン。山高帽以外にも、かっこいいのがたくさんあった。
帽子展のことは、こちら「ほぼ日刊イトイ新聞」の「ただいま製作中」の案内をご覧あれ。青山のDEE'S HALLで、明日まで!
https://www.1101.com/pl/seisakuchu2007/statuses/191329
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