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2015/02/23

「Wコージの麹酒場@さばのゆ」と「キッチンうろ覚え@野暮酒場」などのこと。

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すでに書いた2月10日(火)の齋藤圭吾写真展「melt saito keigo」の初日に行った。そして、18時からのパーティーにも、チョットだけ参加したのち、そこで落ち合った女子2人と、経堂さばのゆで開催の、おのみささんの「Wコージの麹酒場」へ行った。19時スタートだったが、遅れて19時半ごろ着。

「Wコージ」というのは、おのさんの「塩麹」料理と、とんちピクルスこと松浦浩司さんの「浩司」をひっかけたもので、福岡出身のおのさんととんちピクスルさんの共演というわけなのだ。

おのさんの塩麹料理はうまいし、とんちピクスルさんの演技はひさしぶりに3度目ぐらいだと思うが、あいかわらず達者な芸、食う飲む見る聞くで大いに楽しんだ。

010塩麹料理のメニューは、塩麹レバーときのこのオイル煮とパン/ゆでキャベツ+味噌やヨーグルトやごまのはいったディップ/塩麹豆腐/酒粕根菜シチュー/酒粕チョコWコージ(酒粕と甘酒)バレンタインスペシャル。

どれもうまい。とかく、日本の調味というと、ダシだの醤油だのみそだのってことになるが、日本列島の風土に独特の黄麹があってこその醤油やみそであるし、麹は調味の基本中の基本、塩麹は調味料としてもっと使われてもよいわけだ。

よいのはわかっているが、スーパーの店頭で、それを手にしてながめては、まだ買ったことがない。でも、このうまさは味わうと何度となく脳裏に浮かび忘れられないから、そう遠くない未来に必ず買って、塩麹料理をやることになるだろう。

当日の様子は、おのさんのブログに。いやあ、なかなかよい集まりだった。
http://koujieeen.exblog.jp/23484134/

この夜は、新宿発23時ごろの湘南ライナー終電で泥酔帰宅だったが、翌11日は野暮酒場で非公式物産展による「キッチンうろ覚え」があったので、ようやっと起き、13時スタートだが15時ごろ着いた。もう狭い店内は、満員状態。

「<キッチンうろ覚え>は、旅行先で食べて美味しかった食べ物を記憶と勘で再現する会です」というもので、この日は6名のうろ覚え調理人たちが野暮酒場の厨房に立った。

「厨房」っていうほどの広さではないが、こういうときは狭い方が厨房・客席とも声が通りやすく親近感があってよい。前の元力士によるチャンコ鍋もそうだが、持ち寄り手づくり料理イベントに、野暮酒場はピッタリ。

メニューは、stsysrがメキシコ旅行で食べた「モーレ」/ricoが北海道で食べた「いも餅」/biki、なでなでろう、パクダハムが韓国で食べた「干し菜のクッパ」/非公式物産展・大村が山形旅行で食べた「からから汁」。

調理のみなさんが、アレコレ思いだしながら、ああでもないこうでもないと塩梅している姿を見ながら食べるのも楽しい。現地で食べたものと同じ、というわけではないのだろうが、どれもうまい。

ある種の「伝言ゲーム」か。こうして料理は広がり、ひとはつながっていくのだなと思ったりした。これはまた、料理の「質的調査」の方法にもなっている。それぞれの主観と体験が交わり、そこに「質」つまり「文化」が形成されていく。そういう姿が見られた。

「キッチンうろ覚え」は、楽しい。非公式物産展としても、素晴らしい。

台所さえあれば、どこでもやれることだから、どんどん広がるとよいね。記録、できたら、ビデオ撮りなどで記録を残しておくと、なおよいかも知れない。こうやって、料理本をこえる料理本ができると、うれしいなあ。

イベントは20時までだったが、疲れが残っていたおれは、ますます盛り上がりを見せていた18時半ごろ退散。

東京の東のはずれの小岩、その小岩の東のはずれの、いつも看板もないうらぶれ野暮酒場だが、この日は「非公式物産展」のちょうちんとのれんが、光っていた。

さてそれで、これからのイベント。

毎年恒例の、蓮田の清龍酒造の新酒祭りが、3月14日(土)15日(日)にあるのだが、14日に行くことにした。12時半に蓮田駅改札に集合です。ご一緒したいかたは、どなたでもどうぞ。

それから、昨年末、中原さんからお話があって決まったことだけど、先のことだから忘れていたところ、先夜の千石ガールズ飲み会に鎌倉の人がいて思いだした。

鎌倉の「ヒグラシ文庫」は、4月19日で4年を終え、20日から5年目に入るそうで、それを記念して「話の会」を開催する。大竹聡さんと瀬尾幸子さんとおれが、なにか話すことになっている。鎌倉生涯学習センターで18時30分から20時30分。

まだ先のことだけど、予約は先着50名までだそうです。ヒグラシ文庫の関係者のみなさまやお客さま、よろしく~。

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