北九州市フリーペーパー『雲のうえ』22号、特集「北九州うどん」配布中。
取材で北九州市を訪ねたのは、昨年10月末だった。『雲のうえ』の文を担当するのは、2007年の5号「はたらく食堂」特集以来。
今回は、『あんこの本』『京都の中華』などの著者である姜尚美(かん・さんみ)さんとおれが文を担当した。
おれは、特集前半を、うどんから見た北九州という感じの紀行文にしてほしいという注文だったので、そのように書いた。タイトルは「うどんと煙突」。
姜さんは、特集後半を「北九州うどん七不思議」のタイトルで書いている。北九うどんと店の独特の個性を丹念に追いかけ、姜さんらしいゆきとどいた筆致で掘り下げている。
ほかに、コラムを、編集委員のつるやももこさんが。巻頭コラムは「製麺所の母」、本文中コラムは、小倉には「焼きうどん発祥の店」というのがあるのだけど、「ああ、思い出の焼きうどん」ということで、これまでの観光名物的な焼きうどんの話とはちがう、生活の中の焼きうどんについて書いている。
そして、特集で取材した10軒のうどん屋とコラムの2軒を含め、28軒を巻末に写真と案内図・文で紹介。
写真は、食堂特集のときと同じ、齋藤圭吾さんが、いい味を出している。
編集委員の牧野伊三夫さんの絵と描き文字、同じく編集委員の有山達也さんのアートディレクション。
北九州うどんを深める充実の一冊。北九州うどんのようにうまい。
それにしても、北九うどんは、おもしろい。うどんが好きなひとが多いし、自分が好きだからと店を始めたひとも少なくない。おれが取材した4軒とも、サラリーマンから転身したあるじだ。
そして、うどん屋もたくさんあり、大きな競い合っているチェーンがあるほどなのだが、これが北九うどんだというモデルや中心がない。讃岐系は、不人気。ある意味、それぞれ好き勝手にやっている。じつに愉快なほど雑多。北九州へ行って、いろいろ食べてみるしかない。
ま、ご覧になってください。毎号人気の『雲のうえ』だけど、とくに飲食特集は早くなくなるので、お気をつけあれ。
『雲のうえ』を置いている店などは、こちらに一覧があります。
http://www.lets-city.jp/downloadfiles/260315Kumonouehaifu.pdf
すでに数日前から、配布が始まって、ツイッターにも、いろいろ感想などが載っている。ツイッターの検索で見かけた、この「せのん @senon223」さんという方には、いかにも北九人らしい「熱さ」を感じたし、かつ、なるほどね~、確かにおれは北九州と相性がよいかもね、と思ったのだった。
それは、この特集に「うどんと煙突」のタイトルで書いたように、北九州市は、都心に大きな工場を抱えて生き続けている町だということが関係していると思う。
せのん @senon223
https://twitter.com/senon223/status/580710501081989120
第22号 特集「北九州うどん」:情報誌「雲のうえ」 http://www.lets-city.jp/03_kumonoue-page.php?id=id_551268196e200 … 北九州市の情報誌、雲のうえの新号でてました(先週)、読みました(先週) 今号また素晴らしいのでぜひどこかで拾ってください。もしくは配って歩きたい
21:39 - 2015年3月25日
せのん @senon223
https://twitter.com/senon223/status/580711112347258880
なんだろう、エンテツさんと北九州は相性がいい。これに尽きるし姜尚美さんの優しいテイストもまたよかったです。やっぱり食べ物の回は鉄板だなあと思う次第(´ρ`)
21:41 - 2015年3月25日
せのん @senon223
https://twitter.com/senon223/status/580711519853240320
で、何回でも言うけどやっぱラーメンよりうどんよ。うどん食べてほしい、うどん食べにきてほしい(´ρ`)
21:43 - 2015年3月25日
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