東京新聞「大衆食堂ランチ」32回目、亀有・常盤仙食堂。
昨日の19日は、第三金曜日、東京新聞に連載の「エンテツさんの大衆食堂ランチ」の掲載日だった。
今回は、葛飾区亀有は常盤仙食堂のトルコライス。すでに東京新聞のサイトでご覧いただける。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyoguide/gourmet/lunch/CK2015061902000183.html
亀有地区の大衆食堂は、1年半ほど前に、南口にあるときわ食堂を取りあげている。そのとき、ときわ食堂で食べたあと、ほぼ地元民の有馬さんの案内で行ったのが、北口にあるここだった。
どちらかというと飲みだった、とくに「酎ハイ(ホイスハイボール)」は、「川向う」で出あうことが多い、氷は入っていないが冷たいやつで、うまくて何杯も飲んだ記憶がある。その記憶と一緒に、メニューにあったトルコライスが、ずっと気になっていた。
大衆食堂でトルコライスを見るのは、ずいぶんひさしぶりだ、どんなものだろう。トルコライスは、さまざまで、とくに定型らしいものはない。昔、ときどき大衆食堂で見かけて食べた記憶があるのは、「ドライカレー」と呼ばれたカレー味の炒めごはんの上に、目玉焼きが一個と何かフライ類が一個のっているものだったが。気になってしかたなかった。
ちょうど綾瀬まで行く用があったので、チャンスとばかり訪ねてみた。
ここのトルコライスは、白いごはんの上に、カレーとメンチカツとキャベツの千切り+マカロニサラダが、きれいに盛り分けられていた。初めて見るスタイルだが、食べると、一つひとつが、うまい。
それにしても、「トルコ」って、なぜなんだろう。「泡」のほうの名前からは「トルコ」が消えてしまったが。食べても、何もわからない。ただ、うまかった。
1年半前は500円だったが、消費税増税の影響だろう、520円になっていた。それでも安い。
亀有は、「モツ煮狂い」のクドウさんの言葉だが、まさに「東京「工場郊外」」の下町だけど、いま新旧入り乱れ大変貌の最中だ。300円で安くてうまい酎ハイ(ホイスハイボール)は、「工場郊外」のフォークロアに生きているようであり、どことなく垢ぬけたうまさのトルコライスは、単独では「カフェめし」でもおかしくなく、名前は古くても、新しい顔になるのだろうか。
南口とときわ食堂は、作業着姿が多い印象だったが、北口と常盤仙食堂は、スーツ姿が多い印象。いずれにせよ、近くに中川が流れ、環七が走る、「川の東京学」の対象地域だ。
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2014/01/19
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