7月11日(土)は、野暮酒場@小岩で「川の東京学」トーク。
有馬洋平さんとの「川の東京学」は、フィールドワーク編1回、トーク編2回を経て、7月11日はトーク編第3回。
今回は、『大衆食堂の研究』発刊20周年にちなんだ(本書の発行は1995年7月31日)、「特別企画」ということであります。
『大衆食堂の研究』は、サブタイトルにある通り、「東京ジャンクライフ」物語。昔の大衆食堂の写真などもたくさん用意し、東京ジャンクライフについて、大いに語るツモリ。
本の腰巻にある「気取るな!力強くめしをくえ!」は、その後、キャッチフレーズとして流通しているけど、ほとんど目にとまることのない、そのボディコピーは、こんなぐあいだ。
「小市民化した東京大衆をののしり、オシャレとウンチクとモノグサにまみれた食生活をたたく。「グルメ本」にはない下品さ、支離滅裂・荒唐無稽…………だがね、忘れちゃいけない庶民の食堂、なつかしの昭和30年代の食堂。」
意識の高いハイカルチャーをモデルにした、キレイゴトまみれの「よい市民」生活をののしる情熱と毒は、いまも変わらず、「川の東京学」へ向かっている。と、自己総括。
大衆食堂に残る、連綿と続いている営みにも関わらず、あまり語られてこなかった、もう一つの東京生活は、川の東京学でもある。
はてさて、たぶん泥酔しながら、有馬さんに導かれ、どんなトークになりますか。楽しみ、たのしみ。
みなさん、東京の東の端の、江戸川に近い野暮酒場まで、お運びください。
『大衆食堂の研究』は、全文WEBに公開してあるので、こちらでご覧いただける。
http://entetsutana.gozaru.jp/kenkyu/kekyu_index.htm
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