火事で中止になった、鬼子母神御会式をわめぞと楽しんだ。
去る18日の日曜日は、恒例の鬼子母神御会式だった。わめぞ一味が企画運営する、みちくさ市の会場である鬼子母神通りが、行列の通り道なのだ。ってことで、この夜は、みちくさ市のときは本部になるガレージが、わめぞ一味の桟敷のようなものになる。そこで飲み食いしながら、太鼓を叩き、行列を迎える。以前に行ったことがあるが、とにかく楽しい催しだ。
お誘いをいただいたので、酒を買い、19時に着いた。行列はまだなので、飲みながら待つ。わめぞ一味が、つぎつぎにやってくる。料理を作って持ってくる人もいる。飲みものも、たくさん集まる。
たしか池袋駅東口あたりが出発地だったと思うが、その行列の先頭が着いたのは20時半近くだった。それから途切れることなく、講や連の集団が、鉦太鼓笛を鳴らしながら、纏いをふり、万灯をかついだりひいたり、通ってゆく。
飲み食いに専念していたわめぞ一味も、太鼓を手に飛び出す。。
どんつく、どんつく、それぞれの講や連ごとに拍子がある。以前は、太鼓をたたきながら、跳ね踊ったおれだが、もうそういう疲れることはやる気がしない。写真を撮ったあとは、どっかり腰をおろして、飲みながら見物だ。
前の道を鬼子母神へ向かう行列も人出も、ますます絶好調。町の人たち、この日が楽しみなのだねえ。
と、なにやら火事という声が。いまはツイッターで、たちまち情報が飛び交う。建物から火が噴出している写真もあって、本当らしい。しかも、行列の通り道だという。大丈夫か、と思う間もなく、中止の知らせ。なんということだ、そんなことがあるのか。
やれやれという感じで、わめぞ一味も飲み食いにもどる。その時間になってから来る人もいる。
前の通りは閑散。しばらくして、中止で帰っていく集団が、ぽつんぽつんと2、3組通った。なんだか、後ろ姿が寂しそう、鉦太鼓も、寂しそう。
そうして秋の夜は更けていくのでした。
おれは、しこたま飲み、22時過ぎに、ほろ酔い気分で退散。また来年を楽しみに、一年がよりよく過ごせますように。観光的な演出があるわけではない、それぞれが思い思いに迎えるこの夜は、中止とはいえ、しみじみそんな気持になるのだった。
あとでわかったことだが、火事はとんかつ屋さん。油を火にかけたまま、御会式の行列を見物していて出火とか。
11月15日は、ことし最後のみちくさ市がある。みちくさ市で、会いましょう。
詳しくは、こちら。
http://kmstreet.exblog.jp/
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