店の柄。
「人柄」という言葉がある、「生活の柄」という詩がある。町や街にも柄があるし、店にも柄がある。
「柄」ということについて考えている。
柄というのは、「よい」「悪い」では、いいあらわしようのないことが含まれている。かりに「柄が悪い」にしても、それが魅力であることも少なくない。たとえば、「猥雑な柄」などは、とかく「柄が悪い」といわれたり「下品」といわれるが、それだけじゃすまされないものがある。
さまざまな柄で、この世は成り立っている。どっちが上か下かではない。柄というのは、深いなあ。
味覚というのは、柄のことでもあるだろう。品ではない柄だ。
柄をちゃんと捉えているか。
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