東京新聞「大衆食堂ランチ」42回目、三鷹 いしはら食堂。
おれは、基本だらしないタチなもので、なるべくキチンとするよう心がけているつもりでも、もともと習慣ができてないから、スグだらしないほうへ流れる。月に1度のこの連載を、ここに掲載するのも遅れがちなだけでなく、今日はおどろいた。毎月送られてくる掲載紙を、ほかの資料などと一緒にテキトウに積んであるのだが、見当たらないものがあるのだ。
なんでもドンドン捨てるクセがあるから、うっかり捨てたのだろうか。以前そういうことがあって、新聞社の方からコピーを送ってもらったことがあるからなあ。
蒐集癖とは無縁だし、整理も苦手だし、書いたものに執着もなく、キチンと取っておくほうでない。だから、ここに掲載すること自体、メンドウだからやめてしまえばよいのだが、そこをやめずに、だらしなく続けるところに快感がある。てなことで、今回から掲載紙面の画像も載せることにした。
こうすれば、掲載紙を広げてスキャンし、そのあとファイルに綴じる、という流れができるんではないかと期待してのことだが、はて、どうなるか。
それはともかく、この三鷹のいしはら食堂は有名店、人気店だから、ご存知の方が多いだろう。だけど、なにしろ、ここ東大宮から三鷹は遠い、はるか彼方の空の下、以前都心に住んでいたころと違って、近年はほとんど注意も向かない。この店のことは、すっかり忘れていた。すみません。
2016/04/07「美術系同人誌『四月と十月』34号、連載「理解フノー」は16回目。」に書いた、牧野伊三夫さんの『僕は太陽をのむ』(四月と十月文庫6、港の人)の出版記念会のとき、岡崎武志さんと立ち話になり、岡崎さんにこの食堂のことを言われて、そういえばと思いだしたのだった。
なにしろおれの記憶装置がだらしないうえ、トシもあって、どんどん忘れる。困ったものだ。
岡崎さん、ありがとうございました。
とにかく、いしはら食堂は、入口に「安い、うまい、早い、品数多い」を掲げているのだけど、その通りなのだ。そのうえ、とても居心地がよい。
この店では、「ごはん・みそ汁・つけもの」を定食とよび、これが200円というのが安い。そして、おかずは100円前後から各種揃っている。おれはメンチカツ1個とあじのフライ1個を組み合わせてもらい、それにポテトフライ、こういう注文ができるのもうれしい。510円で満足の食事ができた。
昔の大衆食堂は、定食メニューはなく、こういうスタイルが多かった。この食堂ができたのは40年ちょっと前だそうだから、このスタイルのままやってきたのだな。
ってことで、先週の15日は、第3金曜日で、東京新聞に連載の「エンテツさんの大衆食堂ランチ」の掲載日だった。すでに東京新聞Webサイトでご覧いただける。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyoguide/gourmet/lunch/CK2016041502000189.html
この4月15日の朝刊は、前夜午後9時26分ごろ、熊本県益城町で発生した震度7の地震がトップニュースだ。まだ地震はおさまる気配もない。
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