牛乳のグラスでビールを飲む。
大衆食堂の日常には、さまざまな景色が積み重なっている。
カップ酒の空のカップで水を出すところは、たまに見かけるが、これは記憶にない。
東京新聞の連載「エンテツさんの大衆食堂ランチ」9月15日は、横浜の埼玉屋食堂だった。
瓶ビールを頼んだら、「雪印ミネラル牛乳」の文字が印刷されたガラスのコップが一緒に出てきた。
ビールメーカーのコップが出てくることは珍しくないが、牛乳メーカーのコップは、たぶん初めてだ。
牛乳メーカーがこんなサービスをしていたのも忘れていたが、いつのものだろう。それに、あとで写真を見て気がついたのだが、「雪印ミネラル牛乳」の文字の裏側には、「北習志野販売所」とあった。
北習志野といったら千葉県だ。そこの販売所が配ったであろうコップが、東京を通りこして神奈川県は横浜の、埼玉県出身の人の店である埼玉食堂で使われている。しかも、ビールを飲むのにも使われている。
なんだか大衆食堂らしい物語のようで、またこのコップでビールを飲みに行きたくなるのだった。だけど、ここさいたま市からは遠すぎる。
うん、もしこのコップがうちにあったら、ボクはこれにワインを注いで飲むね。例のアルパカですよ。
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2017/10/04
東京新聞「大衆食堂ランチ」59回目、横浜・埼玉屋食堂(カレーライス)。
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