東京新聞連載「エンテツさんの大衆食堂ランチ」68回目、高円寺・天平。
先月6月15日掲載のものだ。もちろん、すでに東京新聞のサイトでご覧にいただける。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyoguide/gourmet/lunch/CK2018061502000181.html
天平は、「高円寺定食物語」で取材し、このブログでも、2018/04/28「「高円寺定食物語」の天平。」にも書いているから、そちらをご覧ください。
この連載に書くため、というより、高円寺に行ったついでに天平のおやじさんは元気にしているかなと寄ってみて、この連載に載せることを思いついたのだった。
載せられるときに載せておかないと、という思いもあったし、「高円寺定食物語」では、「定食」がテーマだったので、さば味噌煮定食だったが、ロケハンで食べたオムライスが印象に残っていたからだ。
「玉子焼きの包みがはちきれそうなほどふくらんでいる」と書いたが、わずかに小さな破れがあるほどパンパンにふくらんだオムライスは、ひとつの熟練とうまさを示しているのではないかと思い、そのことを書いておきたかった。
オムライスといっても、近年は「フワトロ」なるものが人気だったり、いろいろだ。いろいろナントカ風があってよいが、おれが食べてきたオムライスは、このはちきれそうにふくらんでいるのが、見た目も魅力的であり、味もよかったという気がしている。
かかっているソースについて、メンドウなことはよいのだが、単なるケチャップのみではなく、自家製のソースだったり、市販のケチャップに何かをまぜるなど、それぞれの工夫も多いようだ。
作り方も、すべてを詳しく見てないが、天平のばあいは、ふたつの火を使い、ひとつでめしを炒め、ひとつで玉子を焼いていた。
とにかく、玉子焼きのおかげもあってか、オムライスは、なぜか祝祭気分が盛り上がる。
それはそうと、また天平へ行こう。
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