本の原稿を書く準備にかかる年末。
今月の6日(金)は、四月と十月の大洋印刷感謝祭だった、19日(木)はわめぞの忘年会、20日(金)は昨日か、表参道HBギャラリーでの牧野伊三夫個展のオープニングとパーティーと2次会だった。毎年恒例の年末行事だが、昨年は大洋印刷感謝祭と牧野伊三夫個展は都合が悪く出席できなかった。これ以外、忘年会のお誘いもないし、自分で声をかけることもなくなったが、これで十分でもある。
と、穏やかに新年を迎える動きにあったが、今週になって、某出版社の編集の方から本の企画が通ったので、構成案をかため、どんどん書き進めてほしいとの連絡があった。
いやあ、驚きの展開だった。
初めて会ったのが6月だっと思う。そのとき、おれの本を出したいといわれ、おれはもう本を書くことはないだろうと思っていたので、なんとなくムニャムニャはっきりした返事もせず、そのままに過ぎていた。
いまどきおれの本を出したいなんて、ありがたい話しだが、書く熱は冷えていたので、なかなかソノ気にならず、成り行きにまかせていた。
若い熱心な編集さんで、11月になって連絡があり、会って飲んだ。そのとき、チョイとしたアイデアをいただき、それでおれは種火を付けられた感じだった。考えてみると、なかなか面白い。コーフンしてきたので、手近の資料に目を通して、大雑把な構成を考えてみた。
それをメールで送ると、編集さんが手を加えたものを送り返してくれた。ますますコーフンした。こうして編集さんに火をつけられた。
ここ2、3年は、しだいに「日本の中心」東京からも遠ざかるようにし、世間から消えていく流れにしていたのだが、また本を出すことになって、「始まり感」の強い年末になっている。
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