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2020/12/31

大晦日。

大晦日の21時半過ぎにブログを書いているなんて、初めてだと思う。

昨日書いた株価については、今日のネットニュースで、いくつか論評というかなんというか、解説含みのニュースがあった。

ざっと見たところ、実態経済との乖離にふれているものがほとんど。そりゃそうだろう。

もう、いまさらだが、株価はマネーゲームの反映で、実態経済なんか関係ないのだ。

「期待値」で動いている。

アレだ、どの目に賭けるか、は、どの目に期待するか、ってことであって、実にイイカゲンなのだ。

イイカゲンは、いい。すべては、イイカゲン、デタラメ、ランダムに動いている。

そのことを認めないのが間違っている。認めれば、エビデンスを大事に扱うことになる。

エビデンスも期待値も関係なく、大晦日になって「高水準」に達したのが、新型コロナウイルスの国内の感染者数。

全国で過去最多の4515人、東京都も過去最多の1337人。

なかなかすごい年末になった。

株価も感染者数も、予測をしていた人はいるだろう。

しかし、たいがいは何らかのバイアスがかかった予測だし、バイアスがかかっても当然の状況だ。

なにしろ、何もかもデタラメに動いているのだ。

ウロタエは見せてないような専門家の言動も、言外にウロタエを十分に感じさせる。

お気持、わかります。

って、知ったかぶりしちゃいけないか。

もちろん、恒例の紅白歌合戦は、ちゃんとかどうかしらないが、行われているようだ。

こうなったら、なにがあっても、「変わらない」ことに賭けたくなるのも、人情というものだろう。

混乱が深まるほど、エビデンスより期待値、なのだ。

きっと、来年は、いい年になる。さあ、はった、はった。

おれは、完治はないというエビデンスを無視して、おれの癌は治るに賭けたい。ところがだ、おれはエビデンスを無視できないタチなので、ま、来年一年、生きのびられたらいいな、という、期待値になるわけ。

これだと、エビデンスと期待値のあいだに矛盾や齟齬はない。

だけど、なんだかツマラナイな。イイカゲン、デタラメ、ランダムにのっている感じがない。

明日から新年。

冬至を元日にしたほうが、エビデンスは明快で、ナチュラルでわかりやすくていいんじゃないかと、いつも思うのだが、どうして、こうなっちゃったんだろう。

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