癌治療9回目。
昨日は4週ごとの診療日だった。9回目で、今年最後。
前回のように受付開始の8時が指定された時間。6時半に起き、顔洗って、糞して、飯くって、一日に一度朝食後に飲む2種2錠。遅れそうになったので急いで家を出る。
再来受付機に診察券を突っ込む。診療票が吐き出される。受付時間は8時1分。受付番号が、これまでで一番早い23番。何の特典もないけど。
生理検査室に診療票を出して待つ。採血が始まるのは8時半だ。45分頃採血のち紙コップもらって自力採尿。
診療受付に診療票を出し、診療室の前で待つ。予約は9時半だが、それまでに検査結果が出ることは、ほとんどない。でも10時前に呼ばれた。
腫瘍マーカーの数値が一気に上がっていた。8月9月10月とコンマ以下だったが、11月に1を少しこえた。でも微増だから問題なしだった。今回は10月の4倍。
数値の変動は3か月単位で判断するのだそうで、薬を変えた方がよい悪化のレベルだと主治医はいう。
「でも、まだ基準値以下ですよね」とおれ。
「それは健康の人の基準値だから」
「数値は、必ずしも実態じゃなくて、誤差がありますよね」とおれは数値に抵抗する。
「そうだけど、遠藤さんの原発巣のばあい、割と正確に数値に反映するんですよね」
「薬を変えるって、注射ですか」
「錠剤だけど、これが高いんだな、副作用も強いし」
「いまだって注射代が高いんだから、困るなあ」(現在は1回の診療で1万円札が消える)
「高いよねえ」
「この数値、急に上がりすぎじゃないですか。こんなに急に上がるもんなんですか」
「うーん、ちょっと急すぎるけど」
などなど、アーダコーダドーダと話しあいは続き、次回まで様子を見ましょうということになった。
「体調管理をしっかりやってくださいね」
高齢者のばあい、体調管理でマーカーの数値が改善されることがあるそうだ。
酒は飲んでもよいが、寝るのが遅く睡眠不足になるのは、よくない。
ま、「治療優先の生活」から「普通の生活」になってこの間、いろいろ緩くなっていたからな。寝る時間が遅く、少し生活が乱れていたし。
いまより高い薬も強い副作用も嫌だから、次の診療まで自重し、なるべく楽しく愉快に過ごし、薬の効果を高めるとしよう。
いつものように腹部の注射による痛みと腫れ。
2020/11/11
癌治療8回目。
https://enmeshi.way-nifty.com/meshi/2020/11/post-8913f0.html
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