想像以上にデカイ広い、また何度も行きたい渡良瀬遊水地。
先週の15日火曜日、初めて渡良瀬遊水地へ行った。いいぐあいに、想像を裏切られた。
ほんとうのことをいうと舐めていた。
だいたい、渡良瀬遊水地といえば、足尾銅山鉱毒事件と田中正造と谷中村というあたりの知識が断片的にあるていどだった。この件については、自民党の指導的立場の連中の新型コロナやパンデミックに対する態度や知識を笑えないぐらい、お粗末だった。だからといって、首相だから会食OKよ、議員だから忘年会OKよ、とか、マスクも正しくできない麻生のように、あからさまに舐めた態度はとらんけどな。やつらは無知なのに学ぼうともしてない。
そんなに期待していなかった。
15日の朝になって、行ったことがなく、人混みを避けて行けるところと考えて、浮上したのが渡良瀬遊水地だった。
検索したら、うちから1時間ちょっとで行ける。なんだ、チョイと行ってみようか、と気軽に出かけた。コンビニで、食べ物と飲み物を調達。
宇都宮線の人混みの東京方面と反対、下りで栗橋。東武日光線に乗り換え二つ目の柳生駅で降りた。
ただでさえ、広く平らな関東平野。ガランとした駅、駅前、「密」とは無縁な「疎」。肉屋があるだけ。一軒あるだけの店が肉屋、というのが面白い。惣菜も売っている。ほかは、かつては何かの店だったスペースを駐輪場にしている建物が3軒ほど。
畑地の中に家がある。道路がある。歩くこと10数分。遊水地の土手が見えた。
日本海を渡り押し寄せる今季初の寒気の波の先端が、上越国境を越え、吹きまくっていた。遮るものがない、吹き放題だ。
土手の葦が、「風にそよぐ葦」なんてもんじゃなく、北風に叩きつけられ、耐えている。
土手を上る。見えた。
「え~っ、こんなにデカイのか」
すまん、渡良瀬遊水地、ただデカイだけじゃなかった。
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